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Writers プロフィール

RIE MAESAKA
出版社勤務後、独立。フリーランスのエディター&ライターとして、モード誌や女性誌のWEBサイトを中心に、ファッションやセレブ、ライフスタイルにまつわるページを手がける。おしゃれ古着プロジェクト「セカンドクローゼット」も発足。愛猫との日々を綴った猫ブログも好評連載中。


#14「ファイナル・ランウェイ 後編」

ファイナル・ランウェイまで残り2日となり、追加の13着目も相まって作業はいよいよ大詰めに。そんな中、キャロル・ハンナは体調がぶり返し苦しがっている。助手たちを作業に集中させ、ファイナリストの3名はヘアとメイクの打ち合わせへ。アイリーナとアルシアは、ここでも「スモーキーなアイメイク」というイメージがバッティングしてしまう。ワークルームに戻ると、今シーズン最後のティムチェックが。ティムからメイクの案がかぶっていることを指摘されたアルシアは、大舞台を前にしていることもありナーバスになって目に涙を浮かべる。


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ファイナル・ランウェイを明日に控えた日。作業期間は午後5時までのため、デザイナーたちはラストスパートに。まったく休みを入れず、仕上げと梱包に取り掛かる。ティムは作業時間間近に3人を集め激励するものの、全員の追いつめられた様子に早々に話を切り上げて、作業に戻らせるのだった。


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ファイナル・ランウェイ当日。朝早く、ブライアント・パークのテントに入った3人は、ファション・ウィークの雰囲気に圧倒されながらもショーに向けて準備を開始。例年になく準備が遅れ、ティムが珍しく怒りだすものの、アルシア、キャロル・ハンナ、アイリーナの順でショーが行われる。
ランウェイに戻り、運命の審査会。


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50、60年代のSF映画が描く未来にインスパイアされ現代の女性に服を作ったアルシアは、今のストリート感覚をうまくファッションに展開する能力が高く評価され、ニットなどのアイテムが多くの女性に支持されると言われるが、コレクションとしての物語性に欠けると言われる。


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自分らしさを最大限に活かしながらも、ドレーピングでシルエットを作りだそうとしたキャロル・ハンナは、他の2人にないカラフルな色づかいと確かな仕立ての腕が評価される。しかしコレクションとしての統一感に欠けると指摘される。


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アイリーナは鎧やカブトからイメージを広げ、NYを生きて行く女性が安心感と前向きな気持ちを持てる服を提案。黒ばかりのコレクションに懸念が示されるものの、その統一感とディテールへの気配りが好感触。


結果は、アイリーナが優勝。2位はアルシア、3位がキャロル・ハンナ。涙を流して喜ぶ父の姿に、アイリーナはファッションの世界で生きていくことを認めてもらえたと意を強くする。





みなさん、こんにちは!


わぁ~ついにシーズン6の優勝者が決まりましたね! おめでとう! アイリーナ!


絶対優勝するという強い信念を持って、我が道を突っ走ってきた彼女。批判することも非難されることも多かったけれど、確かなセンスと腕は抜きんでたものがありました。最後に彼女の両親が出てきたときは、もう涙・涙…。だってあの鬼のニーナだって泣いてるんですもの。アイリーナのストイックなまでに優勝を追求する気持ちは、“父親にデザイナーとして認めてもらいたい”という想いが秘められていたんですね。感情的になることのない彼女が、号泣していたのが印象的でした。


そんなアイリーナが優勝を決めたファイナル・ランウェイ。アルシア、キャロル・ハンナも素晴らしいショーを展開し、かなり見ごたえがありました。しかも、ゲスト審査員があのスージー・メンケス! 「インターナショナル・ヘラルド・トリビューン」紙のファッション・ジャーナリストである彼女は、長年にわたりさまざまなコレクションを見続けてきた大物記者のひとり。彼女のときに辛辣、かつ的を得た文章は、多くのデザイナーからも信頼を集めています。私も何度かコレクション会場で見かけたことがあるのですが、いつもフロントロウに座り、膝の上にちょこんとPCをのせてひたすら原稿書きをしているんです。その姿はもう、ランウェイの名物。いつだって最前線で取材し、即座にそれを原稿にアウトプットする、彼女のジャーナリストとしてのプロ魂に感服せずにはいられません。


さて、3人のランウェイについて。それぞれが自分のすべてを出し切った、集大成の12着でした。今回は、それらをダイジェスト&極私的お気に入りルックも交えてご紹介します。


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◆ アルシア・ハーバー
ファイナル・ランウェイのトップバッターだったアルシア。アイリーナに「真似ばっかり」なんて言われながらもよくがんばってきましたね~涙・涙。実際彼女の発表した12着を見たら、オリジナリティ溢れるアイテムばかりで、ちっとも“真似”ではなかった。最初はアイリーナに影響を受けたかもしれないけれど、今回は見事に自分のものとして昇華していました。50、60年代のSF映画が描く未来にインスパイアされたというアイテムは、立体感のあるショルダーやグリッターな素材がフューチャリスティックなムード。手が見えないくらいのロングスリーブもドラマティックな雰囲気をプラスしていました。彼女の得意分野、ジャケット+パンツの組み合わせもたっぷり見れたのが良かった! 仕立ての良さがうかがえるコンパクトなジャケットは、ボディラインへ立体的にアプローチし、美しいシルエットに。それと対照的にボリュームを出したパンツは、ルーズフィットなフォルムがトレンド感満点でした。



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☆ 極私的お気に入りルック


個人的に「着てみたい!」と思ったのが、ビッグショルダーのニットジャケット。本当にニットで作ったの? と思ってしまうほど、しっかりとしたアウターに仕上がっていました。襟とショルダー部分の立体的なデザインに、ルーズな裾や袖部分のコントラストが最高。ニット素材でこんなにエッジィなものが作れるんですね。素晴らしい! これを羽織れば、ラフなTシャツ+スキニーデニムのシンプルなスタイルも、即座にモードなカジュアルルックへ変身。う~ん今すぐ欲しいです!


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◆ キャロル・ハンナ・ウィットフィールド
まさかの体調不良でかなりかわいそうだったキャロル・ハンナ。最後の最後で何とか持ち直し、彼女らしいロマンティックな世界観溢れる12着を披露しました。ゴシック建築とおとぎ話をベースにしたという今回、ドレーピングやラッフルで魅せるアイテムが多数。すべてに女性のかわいらしさが詰まっていて、見ている側もワクワクするような、ファンタジックなランウェイでしたね。特に秀逸だったのが、ミニ丈とロング丈で展開したドレス。たっぷりとしたドレープで立体感を出した一着や、パイピングのコントラストがエレガントなミニドレス、動くたびに軽やかに広がる優雅なロングドレスなどなど、バリエーションも多彩でした。さすが、これまでに何度もドレスで勝ち残ってきた彼女ならではの完成度。他の2人がダークな雰囲気だったので、余計に色の美しさや華やかさにはっとさせられました。



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☆ 極私的お気に入りルック


これはもちろん! ファイナルルックでもあるシャンパンゴールドのロングドレス! キャロル・ハンナの渾身の作でもあるこのドレスは、モデルがランウェイに登場した瞬間に思わず息をのんだほど、最高にゴージャスでした。トップ部分は立体的な模様がボディラインを美しく見せ、スカート部分はたっぷりのラッフルがマーメイドラインを強調。ウォーキングするたびにひとつひとつのフリルがリズミカルにスィングし、可憐な印象を与えました。限られた予算で作られたとは到底思えない素晴らしい出来栄えです。彼女はこの得意分野を活かして、ぜひドレス専門のブランドを立ち上げるべき。彼女のつくるウエディングドレスなども見てみたい!


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◆ アイリーナ・シャバイヴァ
今回の優勝者でもあるアイリーナ。3人のなかで最後に披露しただけあって、見ている側にも印象が強かったと思います。実際、アルシア、キャロル・ハンナよりも頭一個分上を行っていたように思いました。何といっても表現したい世界観の完成度が高い。ニーナからは批判的だった黒一色のアイテム展開も一貫性をアピールするうえでは効果的でしたし、インパクトも強烈でした。また、帽子やバッグなどの小物類がウェアをよりドラマティックに演出。彼女が描くタフな女性像がストレートに伝わってきます。大きな襟のコートや、ビッグシルエットのカーディガン、ファーのフーディなど、アウター類のバリエーションも素敵。スージーが「鎧やカブトのような自分の身を守るための服からアイデアを広げて作った服なのに、モデルが窮屈そうに着ている感じがしない」と言っていたとおり、一見プロテクトされているようで、着ている側にはやさしい着心地であることが、一番の魅力であるように思います。



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☆ 極私的お気に入りルック


制作中から目を奪った、ファイナルルックのロングドレスが大好きです。コルセット部分の鎧のようなディテールがハードなのに、たっぷりとしたスカート部分はエレガント。素材感とデザインでコントラストをつけたのが素晴らしかった。ワンショルダーもモードなアクセントに。これに、カブト風帽子を合わせたのもニクイ演出。さすがにイブニングドレスにはいらなかったんじゃない? なんて思われそうなものの、この帽子を組み合わせたのは度強ありますね。だけどこれがあったから、ドレスがピリリと引き締まり、全体のフィナーレを飾るにふさわしいアイテムになったと思います。

2011.1.12|第6シーズン|コメント(2)トラックバック(0)

#13「ファイナル・ランウェイ 前編」

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いよいよファッションウィークに進む3人が決定。各自は家でコレクションの準備をする。その後、ティムがそれぞれの家を訪ねて進捗状況をチェックする。まず最初に訪ねたのはキャロル・ハンナ。彼女はコレクションの準備のためにサウスカロライナからニューヨークに出て来て友人宅に住んでいた。これまでドレスばかり作っていた彼女は自分の枠を越えようとパンツやジャケットにもチャレンジする。その後、ティムに会うためにNYに出てきていた家族を交えて食事をする。


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次に訪ねたのはアイリーナ。自分が育ったNYを表現するため、コニーアイランドの絵柄をモチーフにTシャツを作る。その後、グルジア出身の家族とともに食事。アイリーナは、デザイナーとしてやっていけると父に証明するために優勝したいと言う。



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最後に訪ねたのはアルシア。彼女は周りに協力してくれる地元で準備することを選んだ。コスチュームっぽくなっているとティムに指摘され、考え直す。その後、ボーイフレンドや家族をティムに紹介する。
後日、アイリーナがTシャツに使っていた柄が商標に引っかかることが判明。アイリーナは変更を余儀なくされる。


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その十日後、ファッションウィークでのショーに向け、いよいよデザイナー達がニューヨークに集結。だがキャロル・ハンナが現れない。彼女はウィルス性の胃腸炎で遅れての合流となった。その後、マイケル・コースとニーナ・ガルシアが訪ねて来て皆にアドバイスを与える。ニーナは黒一色のコレクションはよくないと指摘するが、アイリーナは自分のコレクションに色は合わないと、路線を変えようとしない。


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ショーの3日前、ハイジが現れ、コレクションにあと1着プラスすること、と発表。ただし、ローガン、ジョルダーナ、クリストファーが作業を手伝ってくれる。いよいよ作業も大詰めという頃、ホテルに戻ったキャロル・ハンナはまた具合が悪くなる。





みなさん、こんにちは!


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いよいよファッション・ウィークまであと僅かとなりましたね! 出場する3人のボルテージもかなり上がってる様子です。だけど、キャロル・ハンナは体調不良でちょっと心配。作業が山ほどあるというのに、体が思うように動かないのは相当辛いことです。とはいえ、着実に日が迫っているのでクリストファーの力を借りて何とか頑張ってほしいですね!


さて、今回もアルシアとアイリーナの間でパクリ疑惑が勃発していました。う~ん、アイリーナもここまではっきりと「ビンゴ!」なんて言う必要があったのでしょうか。少々被害妄想気味? “意地悪アイリーナ”が結構好きだったんですけど、何だかアルシアがかわいそうになってきました。確かにアルシアがつくっていたボリューミーなニットは、アイリーナが何度か披露したアイテムに似ていますが、あの手のニットは、デザインは多少違えど世の中にあふれています。やはり、身近で一緒に過ごしてライバル視していれば、良からぬ感情も交じってくるのでしょう。だけどその割に表面上は仲良くしていますよねぇ……きゃ~女って怖い! (って私も女ですけどね&見てる側はおもしろいんです!)


マイケル・コースとニーナ・ガルシアによるアドバイスも興味深かったですね。「順番ってどうします?」の質問に、マイケルが「アトラクションだと思え」と言っていたのが印象的でした。私も何度かコレクション取材をしていますが、確かにランウェイには、ファーストルックからファイナルルックまで、起承転結で展開されることが多く、ひとつの物語を見ているようなドラマ性があります。


ファーストルックはそのシーズンの“顔”となる象徴的なルックが選ばれ、その後テーマに合わせてドレス、アウター、トップス、ボトムスなどのバリエーションが展開されます。各国から訪れるプレス(この“プレス”はエディター、記者などメディア関係者を指します)やバイヤーは、それらを見て来シーズンの構想を練るのです。例えばプレスなら、どのアイテムが撮影に適していて、どんなイメージでファッションストーリーに仕立てるか、トレンド傾向はどうなるのか、来シーズンの企画のようなものまで考えます。バイヤーの場合は、自国(または自身のショップ)で展開するならどのアイテムを販売し、売れ筋となるのかを検討します。


そしてさまざまなアイテムのスタイル違い、カラー展開がテーマに基づいて披露されるのですが、これはショーが始まる直前まで順番が決まらないことが多いようです。見ている側にいかに印象に残り、自然な流れですべてのアイテムを見せられるかがショーの成功にかかっているからです。もちろんファイナルルックも重要。クライマックスですからね。基本的に、マリエやイブニングドレスなどのゴージャスなアイテムが登場することが多いようです。ショーが素晴らしければ素晴らしいほど、このファイナルルックと、その後デザイナーが出てきて拍手に包まれる瞬間が、感動的に盛り上がります。私も思わずうるっとくることがしばしばありました。そのくらい、ショーは見ている側の心を揺さぶるものなので、順番はとても重要なのです。


今回、ファッション・ウィークに向けて彼女たちがさまざまなウェアをデザインし、制作していましたが、これまでの回と決定的に違うのは、今までが“作品”だったのに対して、これから発表するものは“(購買者のための)商品”となること。だから“女性に「着たい!」と思わせる服”に注力しなくてはいけません。身にまとうことで美しくなり、ハッピーな気持ちになって、毎日を楽しく過ごす活力となる……それがファッションの持つ最大の力なのですから。

2011.1. 4|第6シーズン|コメント(1)トラックバック(0)

#12「アートなデザイン」

ファッション・ウィーク出場者3名を決める最後のテーマ。デザイナーたちはロサンゼルスの文化の名所、ゲッティー・センターへ。今回はこの場所から好きな物を自由に選び、それをインスピレーションに服を作るよう言い渡される。作品のミューズとなるべくモデルも呼ばれておりデザイナーたちはゲティー・センターを歩き回ってインスピレーションを元にデザイン画をおこす。今回の予算は300ドル、作業期間は2日間。


18世紀フランスの豪奢なベッドに目を奪われたキャロル・ハンナは、そのきらびやかな雰囲気をドレスで再現することに。新古典主義の女神の絵にひかれたアイリーナは、透け感のある官能的なドレスを目指し、得意のファーを組み合わせてコントラストを出そうとするが、ティムに「車に轢かれた動物のようだ」と言われてドレスのみに勢力を注ぐことにする。ジョルダーナはモネの絵に並々ならぬ感動を覚え、その繊細な筆遣いをドレスで表そうと苦心。今回は審査員の評を意識せずに、自分が誇り、愛することのできる服を作ろうと決める。アルシアはゲッティー・センターの建物からインスピレーションを受け、たくさんのパーツを組み合わせて野心的に柄を作ろうとするが、生地にシワが寄り頭を悩ませる。岩の噴水とそこにはえる藻に美しさを見出したクリストファーは、他のデザイナーとは異なる独自の美意識をドレスに。自信作ができあがるがアイリーナは独りよがりだと酷評する。


最後の審査会。ショーの後、質疑応答と話し合いが行われ結果発表へ。まずはアイリーナが「一貫して良い作品を作ってきた」と出場を決める。続くクリストファーは、独自性が評価されながらも経験不足という判断で脱落。キャロル・ハンナは、インスピレーションの元が分からないと言われながらも完璧に仕立てられたドレスが高評価で合格。最後に残ったのは野心的すぎてごちゃっとしたスカートに時間の足りなかったトップスで審査員をがっかりさせたアルシアと、フロントは美しいながらもバックに問題のあるドレスを作り無難な路線が懸念されたジョルダーナ。結果はアルシアが合格。


ニューヨーク・ファッション・ウィークには、アイリーナ、キャロル・ハンナ、アルシアが駒を進める。




みなさん、こんにちは!


今回がファッション・ウィーク行きを決める最後のテーマでした。これまでさまざまなテーマで戦い、ここまで勝ち残ってきたデザイナーたち。その集大成ともいえる、力のこもった作品が見られましたね。そこで、今日のブログでは最終テーマでデザイナー5人が発表した作品を詳しくご紹介!



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◆ アイリーナ・シャバイヴァ
前回の放送でローガンから“いじわりーな・アイリーナ”(笑)と名付けられたくらい、意地悪キャラでお馴染みとなったアイリーナ。しかしそれは、ファッションに対する強い想いと、クリエイティビティに対する自信、そしてストイックなまでに優勝を追求する気持ちの表れ。だから、つい他人に厳しくなってしまうのでしょう……こういう人ってどこの業界にも必ずいますよね。とはいえ、彼女の良いところは、ティムからの意見を素直に受け入れ、方向転換できる潔さ。今回も「車に轢かれた動物のようだ」と酷評された場面では、気に入っていたファーをすっぱりあきらめ、結果、独りよがりの作品にならず、ドレスの色彩とシルエットを際立たせることができました。確かに、ニーナが言った通り「丈が年寄りくさい」ですが、動くたびに揺れるドレープは美しく、ローウエストのベルトも粋な雰囲気。もう少し下半身をタイトにし、マキシくらいまで丈があれば、バランス良くまとまっていたのではないかと思います。



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◆ クリストファー・ストラウヴ
今回で残念ながら脱落したクリストファー。独学でファッションを学び、誰よりもピュアに服作りを楽しんでいた彼。今シーズンの癒し系キャラとして、ストーリーのなかでもほんわかした存在感を放っていましたね。今回作ったのは、ゲッティー・センターの噴水にインスパイアされたロングドレス。岩と藻が織りなす自然の造形美に魅せられるなんて、なんとも彼らしい独創的なチョイスです。しかし、ギャザーを寄せたやさしいムードの上半身は良かったのですが、ごわごわした厚手の生地で仕立てられた下半身はかなりミスマッチ。審査員からも「経験不足だから選ぶ生地を判断できない。アイデアはあるがテクニックがともなっていない」と言われていました。熱い情熱と高い美意識を持っているから、きっと場数を踏んで技術とセンスをアップすれば、さらに素晴らしいデザイナーになることでしょう。何より、審査会のときに「他の人は美しくないと言うかもしれない、だけど藻の生えた岩を美しいと思ってしまう…それが僕なんだ」と言った言葉にぐっときました。人とは異なる視線から美を見いだせることは、とても素敵な財産。彼の未来に期待したいですね。



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◆ アルシア・ハーバー
前回でアイリーナとの仲がさらに険悪になっていたアルシア。彼女もアイリーナ同様、優勝への強い想いとデザインに対する自信はピカイチでしたね。そして誰よりも野心的に作品に取り組み、このシーズンを通して、審査員から多くの称賛をもらってきました。確かに彼女のジャケット+パンツの組み合わせは最高にクール。特に第四回の優勝作品だったスーツは、今まさに売り出されていてもおかしくない完成度でした。タキシードJKやサルエルパンツ、ペンシルパンツなど、彼女はそのときどきのトレンドを取り入れるのがとても上手。他のデザイナーが独創性に走りがちだったのに、きちんとデザインに“今”の気分を落とし込んでいたのが印象的です。今回は、ゲッティー・センターの建物をイメージしたトップス+スカートを提案。「スカートは手間をかけ過ぎた割にごちゃっとしてしまっている。トップスは手抜きすぎ」と審査員から酷評されましたが、これで勝負をかけてきたアルシアの心意気にあっぱれ! です。最終テーマで無難にまとめがちなのに。プリーツを縫い合わせて柄をつくった構築的な仕上がりは、生地のシワが目立つものの、ゴールドの光沢がゴージャス。派手だけど、なぜか視線を奪ってしまう独特の魅力がありますね。



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◆ ジョルダーナ・ゲールハウゼン
第一回の放送で「羊一頭あればセーター作るわよ」の発言が印象的だったジョルダーナ。旧ユーゴスラビア出身でふたりの子をもつシングルマザーでもある彼女は、地味ながら、デザイナーたちのなかでも着実にステップアップしてきたひとり。審査会のときに「若かった頃、玉ねぎの皮で生地を染めて、ある物は何でも使って服を作った」と話していたとおり、恵まれない状況下での服作りは彼女をタフにしたのでしょう。今回はモネの絵にインスピレーションを受けたドレスを発表。シルクオーガンジーを重ねて美しい色彩と柔らかな質感を表現し、仕上がりも見事でした。しかしゲスト審査員のシンシア・ローリーが「バックスタイルの大きくて目立つジッパーは好きになれない」と言っていたように、バックの完成度はイマイチ。彼女って、どこかのディテールにこだわると(今回はフロント)どこかがおろそかになる、ということが多いようです。それに、個人的に気になったのが、フロントの胸元からウエストにかけての生地の重ね方。なんだかぺったりと生地を貼りつけてるような印象がありました。ここにもう少し動きがあれば、彼女の言っていた「大聖堂から出てきた天使のように…」という雰囲気にさらに近付けたように思います。



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◆ キャロル・ハンナ・ウィットフィールド
出演陣きっての“不思議系”ながら、毎回完成度の高い作品を発表してきたキャロル・ハンナ。特に彼女のつくるドレス類は、エレガントで繊細な美しさがあります。生地の性質を活かしたフォルム、細かな装飾を施したディテール、ボディラインが映える丈と裾のバランス……すべてが完ぺき。しかしそれゆえに、今回のように審査員から「安全な方向に走ったんじゃない?」と言われることも。自分の得意とするスタイルを貫くのも良いですが、もう少し冒険してみてもよかったのかもしれません。今回のドレスは1775年にフランスで作られた豪奢なベッドをイメージ。ツイストしたショルダーのディテールが、上品なアクセントとなっていました。ヒップから斜めに配した生地の切り替えも華やかなムード。歩くたびにシフォンの軽やかさが出て、ドレスの魅力を引き立てています。審査会で彼女が言っていた「私は女性の着たがる美しい服を作る」と言っていたとおり、女性なら誰しも彼女のドレスを着たいと思うはず。控えめながら洗練されたデザインが、ファッション・ウィークのランウェイでどう表現されるか楽しみですね。

2010.12.29|第6シーズン|コメント(2)トラックバック(0)

#11「ベスト・オブ・ザ・ベスト」

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残るデザイナーは6人となった。今回のテーマは、各自がこれまでのテーマで作った優秀な作品を元に、それと対になるファッションを作ること。各デザイナーの優秀作があらかじめ選ばれているが、ローガンだけは優勝経験がないため、彼の作品の中で最も評価の高かった服が今回のテーマ用に選ばれた。



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ローガンは前回ハイジに「ボリュームを上げろ」と言われたことを念頭に置き、冒険したデザインに挑戦。ジッパーを大量に使ってインパクトある襟を作る。
だがそれを見ていたアルシアは、「自分が前に作ったアイデアをパクられた」と不満。アイリーナはモデルのタニーシャに陰で愚痴る。アイリーナはアイリーナで、今回のアルシアのデザインは前回のアイリーナの作品を真似たものだと言う。ワークルームに緊張感がただよってきた。



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審査の結果、好評だったのは、ドレスばかりを作っていていいのかと迷いながらも自分の得意分野で勝負したキャロル・ハンナ、常にラグジュアリーな服を作るアイリーナ、ゆったりニットとパンツのアルシア。アイリーナとアルシアの方向性が似ているため、ハイジはどちらが先に思いついたアイデアなのかと聞く。アイリーナはアルシアが真似たのだと主張するが、審査員はアルシアの作品の出来を評価し、彼女を優勝とする。



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不評だったのは、エッジーで、かつエレガントなものを目指したが「地味な事務服のよう」と言われたジョルダーナ、ドレスがベッドカバーのようと言われたクリストファー、学生の作品のようだと言われたローガン。結局ローガンが脱落となる。




みなさん、こんにちは!


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今回でついに、ローガンが脱落してしまいましたね~。女子をときめかせるほどのナイスガイながら、一度も優勝経験がなく、最近は審査員に酷評され続けていた彼。
確かに彼のセンスって、ときどき「あれあれ?」と思わせるものがあったので、ここまで残れたのも意外といえば意外。それもこれもイケメンパワーのおかげでしょうか?
とにかく、ローガンがいなくなると、戦いが一層シリアスになるのは間違いないでしょう。


さて、今回最大の見どころだった“パクり”疑惑。特にアイリーナとアルシアの審査会中の痴話げんかはちょっと見物でしたね。確かにふたりはテイストが似ているから、作るものが似てくるのはあり得ること。だけど、今回の一件はどうもアルシアが真似をしたと言われてもしょうがないくらい、アイリーナの“アスペンルック”に似てました。
ニットのフォルムからカーディガンを脱いだ時のインナーのセクシーなバックスタイルまで。しかも“アスペンルック”を披露した次の回だったので余計に疑われます。とはいえ、結局、審査員が優勝に選んだのはアルシアの作品。“パクり”と言われようがなんだろうが、第三者からすれば“良い作品”を一番に選ぶのは当然のことなのでしょう。個人的にアイリーナの意地悪キャラが好きな私としては、何だか不本意でしたけどね(笑)!


そんな“パクり”騒動ですが、世の中には疑惑をもたれる商品が数多くありますよね。ことにファッション業界は類似品の宝庫。ブランドのロゴやデザインをそのまま真似すれば、もちろん法的に罰せられますが、それ以外でも「な~んとなく似てるよね」というアイテムって結構見かけませんか? 例えば某有名デザイナーがミニマルなマントコートを発表すれば数ヵ月後にはそっくりなアイテムが某ファストファッションブランドから発売されたり……。これって実はかなりギリギリのことなんですが、トレンドのデザインと言ってしまえばそれまでのことだったりするんですよね。それだけ、“トレンド”という言葉は受け皿が大きく、グレーな言葉でもあるのです。コレクションで毎シーズン打ち出されるトレンドは、世界中のファッションを動かす鍵。だからこそ、デザイナーたちは、そんなトレンドを生みだす偉大なデザイナーを目指すのでしょう。


それでは、今回の優勝者の作品を振り返ってみましょう。



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☆ 優勝したアルシアの作品の注目ポイント


彼女の作品で秀逸だったのがパンツ。ウエストでぎゅっと絞ったようなサルエルパンツ風のシルエットがモードな雰囲気でしたね。足首に向かってタイトになっていくバランスも美しい。そして見逃せないのが裾周りのカッティング。あえて斜めに配することで、より美脚を強調していました。バレエシューズを合わせればラフでこなれた雰囲気だし、パンプスを合わせればスタイリッシュなオフィスルックにもなりそう。応用が効くのも好感度を高めてくれます。



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☆ 極私的お気に入りルック


◆ アイリーナ・シャバイヴァ


上記で“パクり”疑惑として触れた両者を並べるのも何だか変なんですが……アイリーナのこのドレス+ニットの組み合わせがかなり好みです! ゴージャスでいてセクシー、そしてどこか力の抜けた感じが絶妙。なかに着たベアトップドレスも女らしいボディラインを際立たせています。彼女がこだわっていたテキスタイルの配置も完璧。シルエットに合わせてカッティングし、柄を構成したのが幸をそうしたのでしょうね。着る人誰もをラグジュアリーな気分にさせてくれるルックだと思います。

2010.12.22|第6シーズン|コメント(2)トラックバック(0)

#10「マイケル・コース チャレンジ」

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デザイナーたちは「世界的に有名なトップ・デザイナーに会える」と言われ、ビバリー・ヒルズのロデオ・ドライブへ。そこで待っていたのはマイケル・コース。

 


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彼は自分がインスパイアされた7つの都市を挙げ、それをイメージの源にして服を作るようにデザイナーに申し渡す。キャロル・ハンナはパームビーチ、ニコラスはギリシア、アルシアがサントロペ、ジョルダーナがニューヨーク、 アイリーナがアスペン、クリストファーがサンタフェ、ローガンがハリウッド、と担当が割り当てられる。予算は150ドル、作業期間は1日。



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デザイナーたちは都市のエッセンスを服に昇華させながらも自分らしいデザインを目指して苦労する。最近、ワーストグループ入りが続いているクリストファーは、挽回を狙うがその服をアイリーナは「アーミッシュの女性が着る服」と酷評。ニコラスは賭けに出ることにし、グレーのパンツと凝ったトップスを思いたつが、夜になってトップスが何も思い浮かばず、グロッキー状態となる。ジョルダーナはパークアヴェニューのリッチ感を形にするため、ラインストーンを多用したネックピースの制作に勢力を注ぐが、早くドレスに着手するようにティムに促される。ローガンは若いハリウッドスターがショッピングに着る服を作るが、フィッティングをしてみるとモデルには小さくて戦々恐々とする。



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審査会当日。ランウェイでのショーの後、残されたのは6名。好評だったのは限られた予算で高級感のあるアスペンの女性を表現したアイリーナ、プリントの選択が好評だったキャロル・ハンナ、一点豪華なネックピースが美しかったジョルダーナ。



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不評だったのはベルト以外にいい所がまったくなかったクリストファー、ギリシアのイメージがまったく浮かんでこない服を作ってしまったニコラス、面白みのない服でひねりも独創性も感じられなかったローガン。


優勝はアイリーナ、脱落はニコラスとなる。




みなさん、こんにちは!


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今回は都市にインスパイアされた服の制作。比較的イージーなテーマだったと思うのですが、苦戦してる人もちらほらいましたね。こういう自身の世界観をリアルクローズに落とし込む課題は、より洗練された個性が問われるので、生き残れる人と残れない人がはっきりわかれます。今回脱落したニコラスも、都市のテーマにうまくマッチングできず、形にすることができませんでした。彼の得意とするゴージャスなデザインをもっと活かして、ラグジュアリーなリゾートドレスなどを作ればよかったのに……う~ん残念です!


さて、都市や国にインスパイアされたコレクションを発表するのはファッション界ではよくあること。NY、アフリカ、インド、中国などなど、有名デザイナーのアーカイブには必ずと言っていいほど存在します。なかでも、興味深いのが我らが日本をテーマにしたコレクション。今まで、さまざまなブランドで日の丸や忍者、現代のストリートファッションなど、あらゆるジャパニーズカルチャーが取り上げられ、デザインに取り込まれてきました。


特にユニークだったのが「クリスチャン・ディオール」のデザイナー、ジョン・ガリアーノによる作品。大の日本びいきとして知られる彼は、しばしば日本をテーマにするのですが、そのなかでも2007年春夏のオートクチュール・コレクションは最高傑作と謳われるもの。オペラ“蝶々夫人”からインスピレーションを受けたという着物や折り紙を彷彿させるドレスを展開し、艶やかで可憐なジャポニズムを見せつけてくれたのです。帯のようなデザインのウエストマークに、裃のようなジャケット、白塗りのメイク、大きなかんざしと、私たち日本人からしたら少々デフォルメし過ぎに感じるものの、彼の眼にはさぞ美しく、ミステリアスに映ったのでしょうね。日本が誇る伝統美が、彼の手によって独創的かつモダンに再構築され現代によみがえる……それはもう都市や国といった枠を超越した新たな美へのアプローチでもあったのでした。


それでは、今回の優勝者の作品を振り返ってみましょう。



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☆ 優勝したアイリーナの作品の注目ポイント


ニットにファーベスト、タイトなスキーパンツでラグジュアリーな冬山スタイルを提案したアイリーナ。本当に彼女はエレガントとグラマラスのさじ加減が上手ですね。審査員が彼女を気に入るのも理解できます。特に秀逸だったのがニット。前はたっぷりとドレープが効いたリラックス感ある雰囲気なのに、バックは大胆に開いて挑発的に背中をアピール。見ている側も思わずどきりとするようなセクシーなデザインでした。ウエストマークしたベルトもスタイルアップの必須アイテム。すべてにおいてバランスがとれ、サプライズも秘めたパーフェクトな仕上がりです。



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☆ 極私的お気に入りルック


◆ キャロル・ハンナ・ウィットフィールド


個人的に今すぐ着たい! と思ったのがキャロル・ハンナのドレス。制作途中はテキスタイルが主張しすぎている印象でしたが、いざ仕上がってみると上品なムードにまとまっていました。彼女お得意の、生地を編み込んだディテールも効果的。太陽が照りつけるビーチで波の音を聴きながらのんびりと……このドレスを見ているだけで南の島へエスケープできます!

2010.12.15|第6シーズン|コメント(0)トラックバック(0)

#9「センターステージ」

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今回のテーマは、伝説的ファッション・デザイナーのボブ・マッキー風のステージ衣装を作ること。それを着るのはなんとあのクリスティーナ・アギレラ。大物の登場にデザイナー達は力が入る。



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ジョルダーナは今回審査免除で余裕のはずだったが、使ったビーズがバラバラ落ちて悪戦苦闘。調子が出ない。クリストファーは上の服を脱ぐと下から別の服が現れるというアイデアで行くが、インパクトに欠ける。ボブ・マッキーを崇拝するニコラスは何かいいところを見せようと必死に頑張る。シリンは買ってきた生地がまず失敗。プロム風ドレスになってしまう。アイリーナは人の作品を見下し、いやな女っぷりを発揮。キャロル・ハンナはフェザーや光りものを扱い慣れていないのだが、きれいなドレスを作り上げる。ローガンはみんなとは違うタイプのアニマル柄ドレスを制作。アルシアはボディラインが映えるロングドレス。



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クリスティーナ・アギレラを迎えての審査の結果、好評だったのは動きのある衣装のニコラス、異なる質感の黒を組み合わせたキャロル・ハンナ、体を包み込むようなシルエットのアルシア。そして優勝はキャロル・ハンナ。



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下位はいつもの才能を発揮できずに終わったシリン、クリスティーナが前に着た衣装の焼き直しになってしまったクリストファー、「原始人みたい」とクリスティーナに批評されたローガン。最後に残されたクリストファーとシリンのうち、シリンが脱落。




みなさん、こんにちは!


今回はなんと、あのクリスティーナ・アギレラの衣装をデザインするというとっても豪華なテーマでしたね! 彼女といえば、グラミー賞4部門を受賞した、言わずと知れた世界的ポップ・スター! そして12月18日(土)に日本でも公開される映画『バーレスク』では女優として初主演も果たしました。この映画は、セクシーなダンサーたちがゴージャスなショーを繰り広げる大人のためのエンタテインメントクラブが舞台。クリスティーナは歌手になる夢を追いかけてそこで働き始め、やがて抜群の歌唱力と突出したダンスの才能を発揮し、クラブを大盛況へと導いていく役。まさに、今回のテーマにマッチするようなスパークルな衣装をたくさん着て登場します。


そんな彼女、本業のシンガーとしてパフォーマンスする際、衣装が過激なことでもしばしば話題に。股間にハートの電飾をつけた(!)総スパンコールのボディスーツを着たり、ボンテージ風のオールインワンやシースルーのトレンチコートなどなど……そのセンセーショナルな衣装は年々激しさを増していっている様子です。近年では、あのレディ・ガガと比較されることも多いとか。そんなハードでセクシャルな衣装を好むアギレラのために、今回デザイナー達が作り上げたドレスの数々。私的には正直、「ちょっとおとなしすぎるのでは?」という思いがぬぐいきれませんでした。全体的に控えめな色使いで露出も少なめ。ステージ上だからいつも以上にはじけた衣装で良いはずなのに、デザイナー達は何だか保守的になっているようでしたね。求めていたのはもっとサプライズ感のある衣装。例えば、メンズライクなビッグシルエットのジャケットを脱いだらセクシーなコルセット姿になるとか、ビビッドカラーのタイトなボディスーツとか。過激すぎる必要もないとは思いますが、観客にはっと息をのませるようなドラマティックなデザインにすることはステージ衣装の最も重要なファクターです。


それでは、今回の優勝者の作品を振り返ってみましょう。



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☆ 優勝したキャロル・ハンナの作品の注目ポイント


アギレラに「うまく構築された美しいドレスだった」と評されたキャロル・ハンナのドレス。オールブラックながらも異なる質感の素材をうまく掛け合わせたことで、表情豊かなドレスに仕上がっていました。胸元のカッティングも美しく、デコルテラインを艶やかに演出。ハリウッドグラマーのようなヘア&メイクも勝因のひとつだと思います。



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☆ 極私的お気に入りルック


◆ アルシア・ハーバー


流れるようなスパンコールの模様と、砂時計型のシルエットが美しかったアルシアのドレスがお気に入り! グレイッシュな色にゴールドとシルバーのラメが組み合わせられ、グラマラスでいて洗練されたムードでした。上からアシンメトリーなラインのファーボレロを羽織って、コントラストを付けたのも印象的。ハードなダンスパフォーマンスには向いてませんが、しっとりとバラードを歌うときにクリスティーナに着てほしいなぁと思いました。

2010.12. 8|第6シーズン|コメント(1)トラックバック(0)

#8「ウェディングドレスをリメイクせよ」

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ハイジから「新しいモデル」と紹介されてランウェイに出てきたのは、ウェディングドレス姿の中年女性たち。今回のテーマは、離婚経験者の彼女たちが新たな人生で着られるよう、各自のウェディングドレスをリメイクすること。作業期間は1日、デザイナーたちは25ドルで上限2メートルの生地と追加素材を購入することが許される。



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くじ運が悪く、ミニマムなドレスに当たってしまったシリン。極端に少ない生地の上、クライアントに「シェール風でクジャクの羽根をつけて」と難題を突き付けられ、追いつめられてしまう。自らも離婚経験のあるジョルダーナは、抑えていた感情がテーマの主旨によって刺激され、子どもたちが恋しくなる。



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パンツスタイルを希望されたローガンは、追加生地でパンツを作り、エパーソンもなるべくウェディウングドレスらしさを排除しようと苦心する。そんな2人にティムは「服の核はウェディングドレスでなくてはならない」とテーマの主旨を念押し。エパーソンは方向性が間違っていたことに気づき、作り替えることにする。



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審査会当日。ランウェイでのショーの後、残されたのは6名。好評だったのはエッジーでシックな服を作り、課題だった“自分の枠”を飛び越えたジョルダーナ、クライアントの無理難題をきちんと拒否し幾何学模様のステッチでイメージチェンジしたシリン、レースをクライアントの年相応な色に染めて高級感を出したアイリーナ。



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不評だったのがメタリックなゴミ袋を真ん中で絞ったようなドレスだったクリストファー、ドイツの秋祭りを思わせるコスチューム的な服で着る人のスタイルを殺してしまったエパーソン、同じく秋祭り風で作りが粗雑なパンツと古臭いラッフルのベストでハイジが言葉を失ったローガン。

優勝はジョルダーナで次回は審査免除。脱落はエパーソンだった。




みなさん、こんにちは!


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今回はウェディングドレスのリメイクがテーマでした。モデルは一般の女性たち。プロのモデルならば、抜群のスタイルで少々の服の粗さを隠してしまいますが、今回はそうもいきません。しかも、クライアントの希望を取り入れながら、ウェディングドレスに使われている素材を上手に活かさなくてはいけない……う~んデザイナーの腕が鳴りますね!



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特に苦戦したエパーソンとローガンは、ハイジに「ドイツの秋祭り」と酷評されました。そう言われた途端に、モデルの女性が、ビア樽をかかえたオクトーバーフェスタのディアンドル姿(ドイツ南部からオーストリア・チロル地方に伝わる民俗衣装)にしか見えなくなったのは、私だけではないはず! ドイツ出身のハイジが言うから、余計説得力があります。私は個人的に、エパーソンが手がけたウエスト部分のモノトーンのあしらいは好きな感じ。だけど、スカートが少々フレアすぎたのがウィークポイント。モノトーンの柄を活かしながら、もう少しシャープなボトムスにすれば結果は違っていたと思います。


さて、日本でも近年、エコブームにのってリメイクファッションが人気を集めていますよね。今回のテーマのようなウェディングドレスをリメイクしたものはあまり見かけないものの、古着のシャツやワンピースを使って、ボタンを付け替えたりレースをプラスしたり……。時には着物でドレスを仕立てることだってあるようです。しかし、リメイクはともすると元の服を壊しただけの“作品”になりかねないのが難しいところ。合わせる生地やパーツ、そしてその足し算引き算がとっても重要なのです。


例えば、もとのアイテムがラグジュアリーな生地なら、そのグレードに合わせた素材を加えることで自然に馴染みますし、色柄にインパクトのある服ならば、襟やボタンを付け替える、別素材でパイピングをするに留めたほうがまとまりが良くなります。無理してまったく別物に作り替えようとせず、元の服をさらに魅力的にすることに集中すれば、リメイクとは見紛うくらいのクオリティに仕上がるはずです。


それでは、今回の優勝者の作品を振り返ってみましょう。



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☆ 優勝したジョルダーナの作品の注目ポイント


デザイナーのなかで唯一離婚を経験しただけあって、想いもひとしおだったジョルダーナ。それが見事に形となって、素晴らしい一着が生まれましたね。切りっぱなしの生地のほつれがフリンジのようなディテールとなり、エッジィかつスタイリッシュな印象に。わき腹から放射線状にあしらうことで、ウエストがきゅっとくびれた美しいボディラインを演出していました。グレイッシュなカラーもパーフェクト。審査員のザナ・ロバーツが「ブーツならハードに、パンプスを合わせればパーティにも着て行ける」といった通り、スタイリングによって表情が変えられるのも魅力です。



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☆ 極私的お気に入りルック


◆ キャロル・ハンナ


個人的に着たいと思ったのはジョルダーナとキャロル・ハンナの服! キャロル・ハンナはウェディングドレスのチュールを上手に使い、エレガントなベアトップドレスに仕上げていました。チュールも、ただあしらえばいいというのではなく、ひとつひとつスクエア型にカットし、鱗のようにひらひらと動きを付けたのがポイント。タイトな黒のボレロも上半身をコンパクトに見せ、ドレスをさらにシックに高めていました。しかも、このボレロだけ別の服に合わせても着られる! キャロル・ハンナはリアルクローズにしたときの利便性や機能性を本当に良く考えているデザイナーですね。

2010.12. 1|第6シーズン|コメント(15)トラックバック(0)

#7「チーム・ブルー」

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今回のテーマは、メイシーズのブランド「INC」のために2着のブルーの服を作ること。2人1組のチーム作業だ。優勝者は、「INC」のホリデー用ドレスをデザインする権利を得、その服はメイシーズのショップとネットで販売される。



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各自デザイン画を描いて、メイシーズの副社長マーティン・リアドンにプレゼン。10人の中から5人のチームリーダーが選ばれ、各リーダーがパートナーを選ぶ。アルシアはローガンを、クリストファーはエパーソン。エパーソンは前回のチーム戦で苦労したため、今回は自分がリスペクトできるデザイナーと組めたことに安堵する。ルイーズはニコラスを指名。ニコラスは審査免除のため、最下位になったら間違いなくルイーズが落ちるのだが、自分のデザインに自信があるので気にしない。アイリーナは、相手は誰でもいいと言い、ジョルダーナを選ぶ。そして残ったのはキャロル・ハンナとシリン。前回と同じコンビだ。



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アイリーナは指示は出さずダメだしするだけでジョルダーナはストレスを溜める。アイリーナも1人でやった方が楽だと思っている。だが、出来上がった作品は美しいドレスとブラウス・ルックだった。アルシアとローガンは不協和音もなく順調に作業。




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ルイーズは今回こそ退屈と言われないためにラッフルをつけたインパクトのあるドレスを作る。パートナーのニコラスはラッフルに難色を示すが異議は唱えない。キャロル・ハンナとシリンは息の合ったコンビで、メイシーズ向けの実用的な服を作る。クリストファーとエパーソンも共同作業は順調に進むが2着の服の方向性はバラバラだった。






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審査の結果、上位はアイリーナ・チームとキャロル・ハンナ・チーム。優勝は印象的なドレスを作ったアイリーナ。そして下位はルイーズのチームとクリストファーのチーム。今回は1人またはそれ以上が脱落する厳しい戦い。結果はルイーズは脱落、クリストファーは合格となった。




みなさん、こんにちは!


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今回は10名にまで絞られたデザイナーたちが、またもやチーム戦に挑みましたね。前の「サーフズ・アップ(第3話)」のときのチーム戦がなかなか厳しかったので、今回もひと波乱起きるやも、と期待(!)していたのですが、意外にスムーズ。回を重ねて、デザイナーたちの間でも上手くやり過ごすコツが芽生えたのでしょうか。



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それにしても、今回は大衆に受けるリアルクローズがテーマだっただけに、購買者の気持ちになって見ていた女性も多かったはず。私もそうです。実際に着るとしたら、やはりアイリーナ&ジュルダーナのストライプのドレスが一番! シックなネイビーと淡いブルー、ベージュのコントラストが絶妙でした。そして、動くたびに軽やかにゆれるテントラインのスカート部分は本当に美しい。前後をアシンメトリーにしたことで、より表情豊かに仕上がっていましたね。う~ん、アイリーナ……前から気になる存在(結構自分的に好きなテイストなので)でしたが、ぐんぐん頭角を現しています。ちょっぴり毒舌で意地悪なキャラがたまにキズですが、それも彼女の味。逆にそれくらいスパイシーなほうが、ストーリーもおもしろくなりますし!



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さて、今回のテーマの条件でもあった“ブルー”。青は、三原色の中でも一番バラエティ豊かな色味です。特に洋服に使われるカラーとしては筆頭格。ネイビーからパープル、ロイヤルブルー、ウォーターブルー、アッシュ、ペールトーンなどなど、濃淡や色のミックスで何通りものバリエーションができるため、デザイナーもクリエイティビティをそそられるのでしょう。しかも、ブルーはシックで大人っぽい印象を与えるので、リアルクローズとしては最適なカラー。デニムのインディゴやブルージーンを見れば、それも納得できますよね。だけど、寒色系のため、使い方を間違えれば中途半端で主張のないデザインになるのも事実。使い勝手のよさそうな色ながら、その人のセンスが一番問われる色でもあるのです。


それでは、今回の優勝者の作品を振り返ってみましょう。



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☆ 優勝したアイリーナの作品の注目ポイント


すでにストライプのドレスには触れたので、ここではもう1着のブラウスルックについて。淡いウォーターブルーのブラウスは、柔らかいシフォンがつくる繊細なドレープが特徴。白の生地と組み合わせたことで、よりフレッシュな印象に仕上がっていました。胴周りのシャーリングもお見事。写真では見ることができませんが、バックのファスナー部分にはスパンコールをあしらい、上からシフォンをかぶせていましたね。こういう細かいディテールって、実際購買者として手に取ったとき、心打たれる重要なポイントだったりします。女性って欲張りだから“前から見るとスタイリッシュ、だけどバックスタイルはフェミニン”なんていう二面性にうれしくなっちゃうのです。



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☆ 極私的お気に入りルック


◆ アルシア&ローガン


ぴちぴちのボディコンスーツはちょっと激しかったですが、素敵だったのはガーリーなトップス+ワイドパンツのスタイル。トップとボトムの、フィット&フレアなシルエットが最高にかっこよかった! 特にトップスのパイピングに目を奪われましたね。リボンを裂いたような細かな生地をあしらい、ロマンティックな表情を演出。フロントにリボンをたくさんあしらったのもアクセントに。軽やかにスウィングして、見ている側も楽しくなるようなアイテムでした。

2010.11.24|第6シーズン|コメント(0)トラックバック(0)

#6「銀幕を飾れ!」

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今回、デザイナーたちがテーマを聞きに行ったのはハリウッドの映画スタジオ。デザイナーたちは準備された5種類の中からジャンルを選択し、その映画に登場するヒロインに衣装を作ることとなる。アクション・アドベンチャーはローガンとキャロル・ハンナ、フィルム・ノワールはアイリーナとルイーズとアルシア、時代物はジョルダーナとクリストファー、そして不人気で最後まで残ったウエスタンをシリンとエパーソンが担当することに。予算は150ドル、作業期間は1日。



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空想好きのニコラスはストーリーを組み立てて悪の女王のキャラクターを考え出し、得意の白とレースを使って作業を始める。一方、熱狂的SFファンのラモーンは、半分人間半分エイリアンの女性をイメージ。ジャンプスーツにやる気満々だったものの、フィッティングを始めた途端失敗に気づき、終了2時間前でドレスに変更することにする。エパーソンはいやいやながら始めたウエスタンだったが、「夫が戦争中の間、家を守るタフな女性」という設定を考えつき、ティムも好感触。



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ジョルダーナは20年代のフラッパースタイルでアクセサリーをポイントにネックレスを作成。しかしアイリーナは「ジョルダーナは他のデザイナーよりレベルが低い」と思っている。




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審査会当日。ランウェイでのショーの後、残されたのは6名。好評だったのは、スタイリングが素晴らしく、フィルムに収まると高級感が増しそうな服を作ったニコラス、ウエスタンながら現代にも通用する服を作ったエパーソン、映画にとって大事な「バックの美しさ」も兼ね揃えたドレスを作ったクリストファー。不評だったのは、ただのフラッパーとなったジョルダーナ、記憶に残らない退屈なドレスを作ったルイーズ、クリエイティビティは認められたもののB級感と作りの粗雑さが目立ってしまったラモーン。



優勝はニコラスで次回審査免除。脱落はラモーンだった。



みなさん、こんにちは!


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今回は、シーズン6のムードメーカー的存在だったラモーンが去って行きましたね。医大で脳神経外科を専攻し、デザイナーに転身したというユニークな経歴をもつ彼。優勝経験があったので「多分残る」と思っていた人も多いはず。もうあのキュートなオネエキャラが見られないのはちょっと残念です~。





さて、そんなラモーンを撃沈させた今回のテーマは“映画のヒロインのための衣装を作る”こと。SFにウエスタン、フィルムノワール、時代物……ストーリーもキャラクターも想像してデザインできるなんて、見ている側も思わずワクワクするようなテーマでした。


ファッションデザイナーはしばしば映画の衣装を担当しますが、それが映画自体の付加価値を上げ、さらにはデザイナー(引いてはブランド)としてのプロモーションになることって多いですよね。みなさんもご存知のオードリー・ヘップバーンの映画の多くはジバンシーによる衣装デザインで、それによって映画自体にも格が加わり、オードリーは女優としての名を上げ、さらにジバンシーは卓越したクチュールの腕をアピールすることができました。他にも、「昼顔」のカトリーヌ・ドヌーヴはイヴ・サンローランによる衣装提供でしたし、「アメリカンジゴロ」のリチャード・ギアはジョルジオ・アルマーニのスーツを着用。今でもアーカイブとして語られることの多いこれらは、映画とファッションの蜜月関係を象徴しています。


特におもしろいのがジャン=ポール・ゴルティエの衣装デザイン。有名なのは、「フィフス・エレメント」の近未来的な衣装ですよね。主演のミラ・ジョボヴィッチが身にまとった白の包帯風ボディスーツは、センセーショナルな印象でした。他にも、ペドロ・アルモドバル監督の「キカ」ではボディコンシャス&エッジィなドレスを、ひとつ目族にさらわれた弟を探し出すファンタジー映画「ロスト・チルドレン」では、怪しくも悲しいフレンチチシックな衣装を展開。彼が得意とする、ポップななかにどこか退廃的な美しさを感じさせる衣装は、映画に深みをプラスします。これらを見ていると、大胆不敵、そしてアイコニックでありながら、ストーリーを引き立てるデザイン。これが映画衣装における大前提なのがわかります。


それでは、今回の優勝者の作品を振り返ってみましょう。



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☆ 優勝したニコラスの作品の注目ポイント


コスチュームデザインを手掛けたことのあるニコラスにとって、今回のテーマはお手のものだったようですね。シルバーと白を巧みに使って、美しくも冷徹そうな氷の女王を作り上げました。このドレスをさらに妖艶にしていたのが、天女の羽衣のようにあしらったトレーン。これがあるから、ドレスのエキセントリックさが際立ったと思います。



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☆ 極私的お気に入りルック


◆ エパーソン


ウエスタンという難しいテーマながら、デニムを使った美しいドレスを完成させたエパーソン。モデルのヘア&メイクも相まってまさに“夫が戦争中の間、家を守るタフな女性”をイメージさせる衣装でした。パイピングのように配したラッフルがゴージャスでいて可憐なムード。それに、ウエスト部分のレザー、ガンホルダーがハードさをプラスし、強い女らしさを象徴しています。実際にコレクションのランウェイに登場しそうなクオリティ! ブーケを持てばデニムのマリエとしても通用しそうです。

2010.11.17|第6シーズン|コメント(0)トラックバック(0)

#5「ペーパードレス」

今回デザイナーたちがティムに連れて行かれた場所はロサンゼルス・タイムズの印刷所。テーマは「新聞紙を材料とした服のデザイン」だった。デザイナーたちは山積みになった新聞紙から必要な分を集め、ワークルームで早速作業を開始する。作業期間は前回に続き、1日のみ。扱いにくい紙で自分らしいデザインとシルエットを持った服を作りださねばならず、デザイナーたちはそれぞれ思い悩む。


ジョニーは新聞紙で鳥を折り、赤く染めたドレスの肩に付けて自信満々だったが、ティムに「鳥に攻撃を受けているようだ」と酷評され、丸めて捨ててしまう。2着目を作るが自信をなくしたジョニーはモデルに「1着目はスチームでびしょ濡れになってダメになった」と作り話を始めた上、あきらめモードでクロスワード・パズルを始める。そんなジョニーに他のデザイナーたちはイライラし、陰で笑いものに。



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一方、同じくティムからデザインに難色を示されたアルシアも制作中の服をボツにし、建物の写真を貼り合わせる服を思いつく。










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アイリーナはミニ丈のドレスを作るが気に入らず「昔、紙だけで作ったトレンチコートが存在した」というティムのアドバイスを受けて、トレンチコートの制作に着手。襟と袖にファーに見立てた飾りをつけようと苦心する。



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審査会当日。ランウェイでのショーの後、6名が残される。好評だったのは、固い質感のトップスにファーのようなロングスカートがアートのようだと評されたクリストファー、ボディラインを引き立てる服を作ったアルシア、クチュールさながらのドラマチックなトレンチコートを作ったアイリーナ。不評だったのは、無難な路線に仕上げてしまったジョルダーナ、パンクっぽさを狙ったものの“ゴキブリっぽい”とまで言われたニコラス、そして手を抜いたのを見抜かれランウェイでも作り話を繰り返したジョニー。



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優勝はアイリーナで次回審査免除。脱落はジョニーだった。











みなさん、こんにちは!


今回の脱落者はジョニーでしたね~。なかなか健闘してただけに、少し残念。彼は感情の浮き沈みが激しいため、ストーリーのなかでキャラがたってて結構おもしろかったんですが……最後はティムにまで嘘を指摘されて、後味の悪い脱落となりました。う~ん、見てる側もなんだかしょっぱい気分!


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そんな第五話を終えて、ようやくそれぞれの性格や関係性がわかってきましたね。ニコラスは他の人を批判するのが大好きで自分の才能に自信満々。アルシアとアイリーナは互いの能力が認められずライバル視している。エパーソンは確かな腕はあるが気難しさと頑固さがちょっと厄介。シリンは落ち着きがなく騒々しいため、周りをイライラさせている……。話を進めれば、さらに揉め事が増えて行きそうな予感です。こういう人間ドラマも「プロジェクト・ランウェイ」のおもしろいところ。より刺激的に楽しめるので、デザイナーたちにはじゃんじゃん毒吐いてもらいたいですね(笑)。


さて、今回のテーマは「ペーパードレス」でした。その歴史についてティムも劇中で触れていましたが、ペーパードレスは1960年代に大流行したファッションムーブメントのひとつ。「クレージュ」が発表したポップな“ミニルック”やメタルを使った「パコ・ラバンヌ」によるスペーシーなファッションなど、革新的なスタイルがたくさん生まれたこの時代。アンディ・ウォーホールといった著名アーティストから新鋭デザイナーまで、こぞってペーペードレスを作っていました。


高度成長期を迎えた1960年代は、プレタポルテが台頭し、より安価な化学繊維開発が進められた時代でもあります。そんなときに、安くて軽く、使い捨てができる既製服としてペーパードレスは大衆に認知されました。結局、実際着るには着心地が悪く、弱い素材だったので、継続して作られるような息の長いトレンドにはならなかったのですが、ファッション界では今だ語られることが多い伝説的スタイル。かつて実際にペーパードレスを手掛けたジョン・ガリアーノは、このときのムーブメントにオマージュを捧げ、'98年に自身がデザイナーを務める「クリスチャン・ディオール」でニュースペーパー柄のアイテムを発表しています(映画『SEX and THE CITY2』でもキャリーがこのドレスを懐かしんで着ていましたよね)。


そんな歴史的にも意味合いの深いペーパードレス。今回、デザイナーたちはかなり苦戦していましたね。優勝するには、かなりのセンスが問われるもの。


それでは、今回の優勝者の作品を振り返ってみましょう。



6☆ 優勝したアイリーナの作品の注目ポイント


最初はペーパードレス作りに迷走していたものの、ティムのアドバイスでクチュールさながらのトレンチコートを作り上げたアイリーナ。特にファーに見立てたショールカラーと袖が秀逸です。くしゅっとさせた新聞紙をあしらっただけなのに、ラグジュアリーに見えるのは感動的。そのままハリのある生地で仕立てれば、エレガントなドレスコートとして人気を集めそうですね。



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☆ 極私的お気に入りルック


◆ ローガン・ネイゼル


今回、クリストファーのロングドレスもかなり好みだったのですが、一番気になったのはローガンのドレス。竹の葉のようなプリントがシノワズリー風で、とっても美しかったです。グリーンのパイピング、胸元と裾にアシンメトリーに配したセンスのようなプリーツモチーフも絶妙! モデルのオリエンタルなヘア&メイクもパーフェクトでした。正直、このドレスが一番、新聞紙を使っていることを忘れさせる完成度だったような気がします。

2010.11.10|第6シーズン|コメント(1)トラックバック(0)

#4「パーティガール大作戦」

“今回のクライアントは好みのうるさい女性たち”とハイジに言われ、デザイナーたちが会ったのは、自分たちのモデル。今回のテーマは、業界のパーティに出席が決まった彼女たちに、そこで注目を浴びられるような服を作ることだった。予算は100ドル。作業期間は今シーズン初の1日。


デザイナーたちは各自モデルと打ち合わせを始めるが、自分の求める服をわかっていないモデルや一貫性なくあれこれ希望を並べるモデル、はたまたいつもの自分とはまったく方向性の違う服を要望するモデルなど、難航を極める。



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エパーソンはモデルの希望するオレンジの生地がひどい色だったため、直観に従いブラウンの生地でドレスを作る。家族第一の彼は、電話で愛する妻と息子の声を聞き、家族と共に過ごすためにもこの「プロジェクト・ランウェイ」が最初で最後の経験と意を強くする。



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クリステルはティムのチェックでドレスがシワシワに見えると指摘され、急きょイチから作り直すことに。普段選ばない黒を「無難なはず」とチョイスし作業を急ぐ。





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ローガンは扱ったことがない大量のレースに戸惑いながらも、これは挑戦だと自分に言い聞かせる。










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作業期間が1日のため、ほとんどのデザイナーがワンピースを作る中、3着からなるスーツを作っているアルシアは特に焦りが隠しきれない。






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審査会当日。ランウェイでのショーの後、6人が残される。好評だったのは甘めのドレーピングを施したトップスとエッジの効いたスカートを組み合わせたキャロル・ハンナ、ストレッチの生地を重ねたドレスでエッジィなテイストと確かな腕を見せつけたエパーソン、完璧なスーツを作り、モデルのウォーキングも好評だったアルシア。不評だったのは、レースがチープでプロムドレスのようだと評されたローガン、ありがちで面白みのないドレスを作ったジョニー、守りに入った挙句、モデルを老けてみせる黒いドレスを手掛けたクリステル。


優勝はアルシアで次回は審査免除となる。脱落はクリステルだった。




みなさん、こんにちは!


今回はお馴染みのモデルたちへの服作り。クライアントとなった彼女たちの意見を形にしていく作業は、簡単そうでなかなか難しい課題でした。



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特に、いつもポーカーフェイスなローガンが、モデルの希望と自身のテイストとの狭間で焦る様子はちょっと見物でしたね。確かに「レースかレザーを使った'50sっぽいスタイル」は、彼が得意とするスタイリッシュなデザインとは180度異なるテイスト。ふわっと広がったギャザースカートにコンパクトなトップスを合わせるような、いわゆる古き良きアメリカの'50sスタイルって、ともするとプロム用のドレスになりかねないのが難点です。そこに彼らしいシャープな面を上手くプラスできれば良かったのですが、出来上がったドレスは、「ノー、チープ、悪趣味、プロム」と審査員から酷評でした。


だけど、ローガンの男前ぶりはどんな局面も好転させてしまいそうですね~。審査員のジェニファーもお気に入りのようだったし! 作品もとより、彼を見ていたいから決勝まで残って欲しい! 私も個人的にそう思ってしまいました。



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さて、話は変わり、今回は“モデルたちが業界のパーティで注目を浴びる服”がテーマでしたが、こういった業界でのパーティはモデルたちにとってまたとないチャンスの場所。ここで大物フォトグラファーの目に留まり、『VOGUE』などの表紙に起用され、一気にトップモデルの仲間入りを果たす人も少なくありません。だからこそ、パーティで自分を売り込むことが重要なのです。





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でもそれって、相当自己主張が強くないと目に留っても忘れらてしまいそうですよね。奥ゆかしい(?)日本人の私たちからすればちょっと苦手に感じてしまうこと。とあるアジア人モデルも「アジア人モデルが他の人種のモデルよりもアイコニックになれないのは、パーティに積極的に参加して自己アピールするのが苦手だから」と言っていました。確かに一理あり。大きなパーティではメディア取材が入るので、そこでセレブのように注目を集めればファッション界でも存在を認識されるもの。だけど、そういったパーティスナップでアジア人モデルを見ることはなかなかありません。ここ数年、日本や韓国、中国人モデルが台頭してきていますが、そのなかから一時代を築けるような大物が登場するのを期待するばかりです。



それでは、今回の優勝者の作品を振り返ってみましょう。



9☆ 優勝したアルシアの作品の注目ポイント


短い作業期間でスーツをつくりあげたアルシア。洗練されていながらもモードなエッセンスを感じさせる作品でした。特に素敵だったのがジャケット。少々縫製の甘さが見て取れたものの、スモーキングジャケットをコンパクトに仕上げた一着は、最高にクール! 肩をちょっぴりパワーショルダー気味にしたのが、モデルのスタイルをさらに良く見せていました。彼女のつくる洋服って、デザインやシルエットのメリハリが絶妙。抜く部分は抜き、足す部分は足す、その潔さが好バランスな作品を生み出しているんでしょうね。



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☆ 極私的お気に入りルック


◆ ジョルダーナ・ゲールハウゼン


今回一番気になったのは、ジョルダーナのシンプルなミニワンピ。ブライトカラーやダークトーンの色味が多い中で、淡いベージュが新鮮に映りました。ここ最近トレンドのヌーディカラーは、難易度が高いのですが、上手に着こなすとかなりおしゃれに見える色。このワンピは、胸元の格子編みとドレーピングがアクセントになっていて、セクシーながらも知的な雰囲気が漂っていました。ジョルダーナってこういう細かいディテールが本当に上手。こうした完成度の高い服を時間内に仕上げるのも、最初のデザインに迷わず、迅速に作業を進めるからなのでしょうね。私もフォークロア風のフリンジブーツなどを合わせて、実際に着てみたい!

2010.11. 3|第6シーズン|コメント(0)トラックバック(0)

#3「サーフズ・アップ!」

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デザイナーたちが“カリフォルニアに来たからには外せない場所”と連れてこられたのはビーチ。そこで今回のテーマ“楽しくてファッショナブルなサーフウェア”が発表される。しかも2人1組のチーム作業。リーダー役に選ばれた人物はそれぞれパートナーを選ぶことができる。前回優勝者だったシリンはキャロル・ハンナと、ローガンはクリストファー、ニコラスはジョルダーナ、ミッチェルはラモーン、アルシアはルイーズ、クリステルはエパーソン、ジョニーはアイリーナと組んだ。ペアになったチームはサーファーガールたちにリサーチをし、作業を開始する。



2チーム戦となった初日から早速不協和音が響く。エパーソンはクリステルのセンスを信じておらず、強い口調で方向性を変えようとするがクリステルは自分がリーダー扱いされていないことに憤りを感じる。ラモーンは前回、前々回とワースト2に選ばれたミッチェルが“おんぶにだっこ”を決め込んでいることに怒り心頭。そんななか、突然ティムが現れ、「今作っているサーフウェアにインスパイアされたアヴァンギャルドな服を追加で一着作るように」と申し渡す。チームワークもままならない状態での課題追加にデザイナーたちは唖然とするしかなかった。



32日目、チームの1人が生地の買い出しに行き、2着目の制作も始まる。ガルニエのフィリップとヘアの打ち合わせ、モデルのフィッティングなどを進め、ティムの最終チェックが入る。アヴァンギャルドなジャンプスーツをティムからダメ出しされたラモーン&ミッチェル。何も作業が進められないミッチェルを置いてラモーンはひとり、生き残りをかけてまったく新しい服を作りなおすことを決心する。





4審査会当日。ランウェイでのショーの後、4組が残される。ワースト2ともベスト2とも言われないままのラモーンとミッチェルはおびえる。高評価だったのはマクラメ編みのサーフウェアが素晴らしかったジョニー&アイリーナ、そしてグリーンのスキューバ用素材を染めてプリントに仕上げたアヴァンギャルドなドレスのラモーン&ミッチェル。ワースト2だったのは、相性の悪さが服にも表れていたクリステル&エパーソン、アヴァンギャルドな服にやり過ぎ感があったニコラス&ジョルダーナ。



優勝はラモーンで次回は審査免除となる。脱落は、ラモーンとペアを組みながらもほとんど作業せず、「スリーストライク」とみなされたミッチェルだった。




みなさん、こんにちは!


5今回は波乱の展開でしたね~。こんなに個性が際立っている人達にペアを組ませるなんて、テーマの難易度よりもそのことのほうが厳しい問題でした。特にクリステル&エパーソン、ミッチェル&ラモーンの相性の悪さは酷いもの。個人的に、最年長でもあるエパーソンは風貌からして穏やかそうな、ラブ&ピース的人物だと勝手に思っていたのですが、意外に気難しくてびっくりでした。



6それに、ミッチェルの頼りなさも目を覆いたくなりましたね。結局、ラモーンばかりに作業をさせたため、自分は脱落という結果になってしまいました。シーズン6に参加する前はファッションビジネスの仕事をしていたという彼。やはりビジネスサイドで才能を発揮したほうが良かったのかもしれません。







さて、そんないつも以上に人間性が露見したペア対決。実際のファッション界はというと、成功しているデザイナーデュオはたくさんいます。例えば、みなさんもご存知の「ドルチェ&ガッバーナ」は、元恋人同士(!)だったドミニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナによるブランドだし、セクシーなカジュアルウェアが人気の「ディースクエアード」はディーン&ダンの双子によるブランド。また、アーティスティックな洋服づくりが話題を集める「ヴィクター&ロルフ」はオランダのアーネム芸術アカデミーで同級生だったヴィクター・ホスティンとロルフ・スノランが立ち上げました。どのブランドも毎シーズン、多くの女性を惹きつけるセンセーショナルな作品を発表し、ファッション界で一目を置かれる存在。


とはいえ、コンビを組むのは、よほど相性が良くないとやっていけないのはどの世界でも同じこと。日本でも近年デザイナーデュオが増えてきており、私も取材する機会が多いのですが、よく聞くのは役割分担と徹底した打ち合わせが重要ということ。とある女性デザイナーデュオに「ぶつかったりすることも多いんじゃない?」なんて聞いた時は、「意見の相違があるのは当たり前のこと。徹底的に話し合い、互いを尊重しながらひとつのゴールに進めば、必ず自分たちが納得できる良い作品が生まれます。ふたりだから自由がきかない部分はあるけれど、ふたりだからこそ苦しい時を分かち合え、喜びは二倍になる」と語っていたのが印象的でした。そのまま夫婦やカップルにおきかえても通用するような絆を感じさせる言葉。う~ん勉強になります!(笑)



それでは、今回の優勝者の作品を振り返ってみましょう。



7

☆ 優勝したラモーンの作品の注目ポイント


ニーナに「ただただ最高ね」と言わしめたライムグリーンのドレス。ワンショルダー×バルーンシルエットという構築的なデザインに、ウエットスーツによく使われるネオプレン素材を使用したのが一番の勝因でした。ハリのある素材が立体的なフォルムを表現するため、少し手を加えるだけでアバンギャルドなシルエットに。時間のないラモーン(&ミッチェル)にとってはかなり助かったはずです。しかも直前に染めた部分がいい具合に馴染み、ブルーのあせた質感がビーチからアーバンにまで高めていました。あせって作ったドレスとは思えない完成度の高さ! ラモーンの底知れぬ才能を感じさせる作品でした。



8

☆ 極私的お気に入りルック


◆ ジョニー&アイリーナ


今回は迷わず彼ら! 一着目のマクラメ編みを背中にあしらったTシャツ+フレアスカートの組み合わせがとってもかわいかった~! ゲスト審査員のレイチェル・ビルソンも「今日見た中でもし着るとしたら絶対コレ」と言っていたくらい、リアルにおしゃれな服。ビーチを思わせるゆるやかなシルエット、ブラウン×白のナチュラルな色合わせ、フロントはシックなのにバックスタイルにはヒップなマクラメ編みが隠されているサプライズ感! どれをとってもパーフェクトでした。肩から斜めにかけたバッグもキュートなスタイリング。そっくりそのまま真似したい着こなしです!

2010.10.27|第6シーズン|コメント(1)トラックバック(0)

#2「シックなマタニティ」

今回は、ゲストである女優、レベッカ・ローミンのために服を作る。双子を身ごもっている彼女は、“妊娠している体のラインを美しくみせる、シックなマタニティ服”を条件にした。ほとんどのデザイナーがマタニティ初体験のため戦々恐々としているなか、二戦目がスタートする。



1

作業期間は2日間、予算は100ドル。生地を調達したデザイナーたちは、それぞれのマネキンのお腹にクッションを取り付け、作業を開始する。

2日目、ティムのチェックが入る。前回、裸に近い状態でモデルをランウェイに送り出してしまったミッチェルは“スケスケ恐怖症”気味。今回はとにかく攻めすぎずに無難に完成させることを目標にしている。マルヴィンは“豊かな繁殖力”からイメージを広げ、“雌鳥と卵”をモチーフにするが、ティムにコスチュームにならないよう注意される。ティムが帰った後、ラモーンはミッチェルから「ボウリングボールのバッグみたいなドレス」と言われ大ショックを受ける。しかし、前回、ニーナから「守りに入るな」と言われていたため、今回色柄で冒険したドレスに密かな自信を持っていた。



2

審査会当日。ランウェイでのショーの後、6名が残される。好評だったのが、ディテールが素晴らしいと評されたルイーズ。ボディラインが美しく見えるエレガントなイヴニングドレスを仕上げたアルシア、ドレーピングとウエストのあしらいが高評価のドレスに加えコートまでつくったシリン。不評だったのが、横から見るとお腹が飛び出て見えるデザインでレベッカからも「ボウリングボールのバッグみたい」と指摘されたラモーンと、コンセプトが主張し過ぎた変な服だと評されたマルヴィン、そして全体的に完成度の低かったミッチェル。


優勝はシリンが選ばれ、次回審査免除となる。脱落はマルヴィンだった。




みなさん、こんにちは!
今回は、前にも増して難易度の高いテーマでしたね~。

大きいお腹を美しくみせるデザインって、カッティングやラインの取り方がかなり難しそうです。生地をたくさん使うため、ともすると野暮ったくなる危険がありますし、かといってボディコンシャスに仕上げると、お腹が目立ち過ぎてしまう……全体的にサイズアップする時期ですから、全身をキレイに見せて、かつ動きやすく機能的であることも重要です。


3


日本でも最近、おしゃれなママが増えてきたので、マタニティウェアの市場が広がっていますが、日本ではどちらかというと、大きくなったお腹をナチュラルにカバーできるリアルクローズが中心。そのため、エパーソンがつくった白のオールインワンや、アイリーナによるガーリーなミニドレス、ラモーンの“ボウリングボールバッグドレス”などは、実際に着るとなるとかなり恥ずかしい印象がします。“大きなお腹を美しくみせるデザイン”が条件といっても、妊娠後期の段階で着る服としてはタイトすぎるし、体型と服の印象もトゥーマッチ!


そんななか、健闘をみせたのがルイーズとシリン。シリンはご存知の通り今回の優勝者ですが、個人的に細かい手仕事を披露したルイーズに注目しました。


4


“1920年代のネグリジェにインスパイアされたカクテルドレス”をテーマに、手染めしたレースのアップリケをあしらった彼女のドレス。肩紐部分のアップリケをドレスの生地よりワントーン暗くしたことで、落ち着いた華やかさを主張しています。胸元やティアード部分のレースも、ちょうどよい存在感。これ以上多くレースを使っていれば、下品なムードを感じさせたかもしれません。バストが膨らんできた時のために胸にプリーツを寄せたのも機能的。まさに、全身をキレイに見せながらも、マタニティ仕様に仕立てられた服です。

しかし、これを一枚で着こなすとなるとランジェリー感が拭いきれないのは事実。そのため、例えば、黒のスエードニーハイブーツや、インディゴカラーのスキニーデニムと合わせるなど、カジュアルダウンしてコーディネートするのが良かったのかもしれません。そうすることで、ちょっとしたお出かけにもぴったりなスタイルに。これは、ファッション界で毎シーズン行われているコレクションの際にもいえることですが、デザイナーたちはランウェイで作品を披露する際は必ずスタイリングを重視します。完成度の高いドレスやスーツ、パンツでも、合わせるアイテムや小物によって、世界観が広がり、作品自体をより魅力的にみせることができるからです。コレクションのハイシーズンともなれば、人気スタイリストは引っ張りだこになることも多いんですよ。シーズン6は「メイシーズ」の小物からしか選べないので、いたしかたないのですが、素敵な作品なだけに優勝してほしかったなぁ、というのが個人的な意見です。



では、今回の優勝者の作品を振り返ってみましょう。


5

☆ 優勝したシリンの作品の注目ポイント


落ち着いたダークレッドのドレスにコートを合わせた、シンプルなマタニティルックを提案したシリン。一番の注目ポイントはやはり、ウエスト部分にあしらった「ラティス・スモッキング」です。これは、布の裏からすくい縫いをして引っ張ると、表に格子状のギャザーが入る刺繍の手法。生地に表情がでて、動くたびに軽やかなドレープを生みだします。あえてデザインに走り過ぎず、こうした細かなディテールでマタニティウェアをエレガントに昇華させたのが今回の最大の勝算。コートは出産後にも着れそうだし、いろんな意味で魅力的な作品でした。



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☆ 極私的お気に入りルック


今回の私のお気に入りドレスは、もちろん、前出のルイーズのドレス! そして、ジョルダーナのベビードール風シルエットのキャミソール+カーディガンの組み合わせもシックで気に入ってます。ただ、色合わせがおとなし過ぎたのでちょっと物足りない感じ。全体的に仕上がりが良かったので、もう少しデザインで遊んでもよかったかもしれません。

2010.10.20|第6シーズン|コメント(0)トラックバック(0)

#1「初戦はレッド・カーペット」

第6シーズンの舞台は、これまでのNYからL.Aへ。全米各地から選び抜かれた16名のデザイナーがシーズン中の宿となる「タイトル・ギャランディー・ビルディング・ロフト」へ続々と到着。

集まったのは、(男性から)医大で脳神経外科を専攻しながらもデザイナーに転身したラモーン・ローレンス、男っぽい性格でデザイナーとしては異色キャラのローガン・ネイゼル、薬物依存症の過去を乗り越えて参加したジョニー・サカリス、刈り上げヘアと中世的な風貌が特徴のマルヴィン・ヴィエン、“フェザー王子”の別名をもつニコラス・プトヴィンスキ、デザイン学校を卒業後、ファッションビジネスの仕事をしていたミッチェル・ホール、独学でファッションを学んだミネソタボーイのクリストファー・ストラウブ、3人の子どもをもつ最年長参加者、エパーソン。

(女性からは)旧ユーゴスラビア出身のジョルダーナ・ゲールハウゼン、何通りにも着こなせる洋服を得意とするシリン・アスカーリ、クリエイティブな物作りにこだわるアリ・フィッシュ、NY出身の若手デザイナー、アイリーナ・シャバイヴァ、'20~'40年代のヴィンテージルックが好きなルイーズ・ブラック、森の妖精風ドレスを提案する不思議キャラ、キャロル・ハンナ・ウィットフィールド、あらゆる体型の人に合うセクシーな服をテーマにしたクリステル・フレイザー、A・マックィーンやV・ウエストウッドでインターンを経験したアルシア・ハーパー。



1 彼らが優勝を目指して戦う、記念すべき第一回目のテーマは「レッドカーペット用のドレス」。

ワークルームはアメリカで有数のファッション・カレッジ、「ファッション・インスティテュート・オブ・デザイン・アンド・マーチャンダイジング」、通称FIDM。今回の作業期間は2日、予算は200ドル。「ムードファブリック」で材料を調達し、いよいよ作業がスタートする。



2 早速デザイン画からパターンを起こす者、瞑想からデザインを膨らませる者など、それぞれが作業に没頭する中、ドラッグの依存症から立ち直ったジョニーは、追いつめられて不安感を募らせる。また、ファッションの学校で正規の教育を受けず独学でやってきたクリストファーは、他のデザイナーたちの知識に圧倒される。ミッチェルは、モデルへのフィッティングの際にサイズがまったく合わず、懸命に作業してきたスモッキング(布にギャザーを寄せてそのひだを掬いながら行う刺繍)が台無しになるはめに。



3 それでも刻々と時間は過ぎ、いよいよ審査会当日。審査員はいつものメンバーに加え、リンジー・ローハンが登場。ランウェイでのショーの後、トップ1とワースト1を含む6名が残される。好評だったのが、ハード×ソフトの両面を持つ若々しいドレスを作ったクリストファー、シックで高級感のあるドレスのラモーン、生地を上手に使ってユニークな形のドレスに仕上げたジョニー。不評だったのが、テイストのレベルを疑われたクリステル、突拍子もない狙いで“外れた服”となったアリ、修正の時間がなく透けたナイトガウンになったミッチェル。



4 審査の結果、クリストファーが初戦の優勝者となり、次回の審査免除を手にする。脱落はアリだった。









みなさん、こんにちは!
いよいよシーズン6がスタートしました!


5 今回もかなり個性豊かな面々が集まりましたね。気になるデザイナーはいましたか? 私はたくさんいましたよっ!
独学でファッションを勉強してきたクリストファーに、参加者のなかでも洗練された雰囲気だったNY出身のアイリーナ、“オネエ系”が多いファッション業界で珍しく男っぽいイケメンのローガン、「羊一頭あればセーター作るわよっ」の発言がかっこよかったジョルダーナなどなど。性格や言動はもちろんのこと、彼らがこれから生みだす作品にも興味深々。初回だからか多少仮面をぬぐいきれていないものの、いい感じにガツガツしてたのも気分を盛り上げてくれました。
そんななかで、特に気になったのがドラッグ依存症の過去をもつジョニー。ワークルームでデザインに行き詰り、自分を責める様はちょっと心配になってしまいましたよね。きっと、彼の心はとても繊細で弱い部分があるのでしょう。だからドラッグに手を染めてしまったのだと思います。今は克服し、「プロジェクト・ランウェイ」に参加できていますが、事あるごとに情緒不安定になってしまっては今後生き残るのは難しいかもしれません。ただ、そういった繊細な感性から時に素晴らしい作品が生まれるのも事実。
例えばアレキサンダー・マックィーンは、パワーみなぎる仕事ぶりの反面、常に心に弱さを抱えていました。作品を発表することへの不安、仕事へのプレッシャー、自身が作りたいものと周りが求めるもののギャップ……などから精神のバランスを崩し、多量の精神安定剤や睡眠薬に頼ることもしばしば。残念ながら今年2月に自死しましたが、彼の残したコレクションは毎回叙事詩のように幻想的で、儚い夢を見ているような美しさに溢れていました。
マックィーンのみならず、ファッション業界で第一線にたつデザイナーたちは、いつも心の不安と隣り合わせにあります。商品の売り上げもブランドとしての未来も、すべて自身のクリエイティビティにかかっているのですから、デザイナーという仕事はとても孤独ですよね。だからこそ、新しい物事を見たり旅したり、常に自分をブラッシュアップさせることが重要だったりするのです。



6 さて、話はジョニーに戻り、そんな彼の初戦は、鮮烈な赤のドレスでした。これがランウェイに登場したとき、少しびっくりした気分になったのは私だけではないはず。あんなに自信なさそうにしていたのに、なんとまぁ、官能的で美しいドレスだこと! センシュアルでいて退廃的なムードも感じさせ、まるでデヴィッド・リンチの映画に出てきそうな怪しげな雰囲気。そう、これが繊細な感性から生まれた作品です。“1920年代の若手女優”をイメージしたのも、なかなかのセンス。今後に期待大ですね。自分に負けず、引き続きがんばって!



では、今回の優勝者の作品を振り返ってみましょう。


7 ☆ 優勝したクリストファーのドレスの注目ポイント

今回、「ビデオ・ミュージック・アワード」に行くドレスをイメージし、ボリューミーなミニドレスを提案したクリストファー。ハードな素材と柔らかいシフォンを組み合わせ、キュートななかにエッジを効かせたのが印象的でした。リアルに、マイリー・サイラスなどのティーンアイドルが着てそうなかわいさ。だけど、リンジーが「ボトムのラッフルを減らすともっといいかも」といったのには同意見。ラッフルが細かいため主張が強くなり、トップの立体的な部分とやや喧嘩してしまっています。柔らかいチュールスカートなどですっきりとまとめても良かったのかもしれません。とはいえ、独学でファッションを学んだとは思えない完成度の高さは、驚きのひと言! 今後それがどういう展開を呼ぶのか気になりますね。



☆ 極私的お気に入りルック

今回の私のお気に入りドレスはひとつ!


8  ◆ アイリーナ・シャバイヴァ

こうして私的お気に入りルックを紹介すると、たいがい私の好みがわかってしまいそうなんですが……そう、私、甘さと辛さを兼ね揃えたクチュール感のあるドレスが大好きなんです。女らしいシルエットにモードなエッジを効かせたデザインには、どうしても惹かれてしまいがち。今回、そんな私の嗅覚に引っかかったのがアイリーナのドレス。イノセントなヌードカラーのロングドレスは、繊細なレースのトップとボトムの流れるようなドレープが素敵! それに黒のリボンベルトでウエストマークしたのがドレスを引き立てるアクセントとなっていました。ケイト・ブランシェットやマリオン・コティヤールなどの実力派女優に着てもらいたい感じです。





ところで余談ですが、ゲスト審査員として登場していたリンジー・ローハン。彼女といえば、飲酒運転で有罪判決を受けた際の保護観察の条件に違反したとして、刑務所に収監されたのが記憶に新しいですよね。このシーズン6は全米で放映されたのが2009年の夏頃なので、このときはまだ元気そうです。ただ、なんだかコメントにあまり説得力なく感じてしまったのは私だけ? 当時も薬物乱用や飲酒運転などの報道が相次ぎ、かなりのゴシップクィーンになり果ててしまっていた彼女。アーティスティック・アドバイザーを務めた「エマニュエル・ウンガロ」のコレクションも世界中から酷評され、その仕事ぶりにも物議が醸し出されていました。パーティガールなリンジーにとって今回のお題「レッドカーペット・ドレス」はお手のものだったでしょうが、それよりも女優としてのキャリアを復活させて地道にがんばって欲しい!


2010.10.13|第6シーズン|コメント(0)トラックバック(0)

#オールスター・チャレンジ

1「プロジェクト・ランウェイ」で屈指の実力と人気を誇るデザイナーが集結し、ひとつのテーマで競う。

集まったのは第2シーズンから、“俺様”的言動で存在感をみせたサンティーノ・ライス、ナチュラルで洗練された洋服を得意とするダニエル・ヴォゾヴィック、第3シーズンからは、クチュール感漂うロックスタイルを提案したジェフリー・セベリア、カラフルなプリント使いの達人ウーリ・ヘルツナー、ストリートとモードを融合させたマイケル・ナイト、第4シーズンからは、コスチューム・デザイナーのクリス・マーチ、甘いフェミニンなスタイルで注目を集めたスイートP・ヴォーン、そして第5シーズンからアフリカンテイストの色柄をエレガントに昇華させたコルト・モルルーの、総勢8名。

彼らは3着からなるコレクションで“自分らしさ”と“番組後の変化”を表現するように申し渡される。条件は、3着のうち1着はレッドカーペットにふさわしい洋服にすること、そして予算は1200ドル。この戦いに勝利したものだけが賞金10万ドルを手にすることができる。

 

2NY、懐かしのアトラス・アパートを拠点に、ワークルームで制作をスタートする彼ら。デザイン画を描き、材料のショッピングに向かい、いよいよ決戦のバトルが始まる。

2日目、ワークルームにやってきたティム・ガンから、レッド・カーペット用のドレスは“ニコール・キッドマンが出演映画『ナイン』のプレミア試写会で着用するドレス”をイメージするよう知らされる。しかもニコール本人からのコメント付きで。デザイナーたちは興奮し、さらなる制作に進むのだった。

 

3翌日、モデルのキャスティングではお気に入りのモデルをめぐって火花を散らし、ミシン針を発端にサンティーノとジェフリーのあいだで一色即発の事態が勃発、さらに次の日、フィテッィングにウーリのモデルだけ現れず……と、それぞれが小さなトラブルを抱え、明日の審査会に向けて焦りと混乱のなか時間だけが進行していく。

 

4そんななか、追い打ちをかけるようにティムが登場。彼らをヒップなレストランに連れて行き、このレストランにある物を使ってもう1着服を作るように言い渡す。作業日を1日追加すると言うも、デザイナーたちは驚愕。大騒ぎで材料を集め、思い思いのドレスを形にしていく。

審査会当日。司会のハイジ・クラム、審査員にマイケル・コース、ニーナ・ガルシアのいつものメンバーに加え、スペシャルゲストとしてデザイナーのダイアン・フォン・ファステンバーグが登場。ショーと審査が行われる。

まずはマイケル、サンティーノ、ウーリ、ジェフリーがワースト4として脱落。残ったのは先シーズンでのドラッグクイーン的要素を払拭しスタイリッシュなカジュアルウェアを提案したクリス、細部にまでこだわったデザインで女性像を明確につくりあげたダニエル、レストラン素材で群を抜くクオリティをみせたコルト、ロマンティックななかにハードな一面を取り入れたスイートPの4名。

 

5結局、「革新的でモダン、そしてクリアな視点を持ち、最も成長した」と評価され、ダニエルが優勝する。

 


 

 

みなさん、こんにちは!
今シーズンから「プロジェクト・ランウェイ」の注目ポイントを、エディター的目線に私的コメントを交えてご紹介するファッションエディターの前坂理恵です。どうぞよろしくお願いします。

さて、いよいよ明日10月12日(火)からスタートするシーズン6の放送に先駆けて、スペシャル版として「オールスター・チャレンジ」が放送されました。過去5シーズンで活躍した屈指の個性派デザイナーたちが再び集まりバトルを繰り広げるという、新シーズンを迎える前の“景気づけ”的スペシャル! 見る側もかなりテンションが高まりましたよね。

サンティーノの騒がしさはこちらまでウンザリするものだったし、クリスの居眠りは相変わらず。コルトの強い女っぷりは同性として刺激を受けるものでした。そんな面々のなか、個人的に興味深かったのが第3シーズンの優勝者でもあるジェフリー。

 

6彼のブランド「ダイヤモンドドッグス」(「コーザノストラ」改め)は日本でも一時期販売され、かなり話題を集めていました。私もライダースJKやTシャツを持っていますが、エッジィなディテールとシャープなシルエットが絶妙に組み合わせられ、着るだけでロックディーバになれるような魅力的なアイテムです。そんなジェフリー、実は友人が彼のブランドの日本での代理人をやっていたこともあり、個人的に身近に感じる存在でした。友人曰く、彼は見かけによらずとてもセンシティブで感受性豊か。デザインする段階から頭の中で360度の角度で洋服をとらえ、それをパターンに起こすことができる希少なデザイナーだそう。

立体的にボディにアプローチする美しいフォルムを生みだすことは、基本的ながらなかなか難しいこと。しかし、装う側(特に女性)においては重要なポイントです。今回の「オールスター・チャレンジ」で披露されたジャケットやドレス類を見れば、それも納得できますよね。

 

今回、審査員も豪華でした。いつものメンバーに加え、CFDA(米国ファッション協議会)会長でもあるデザイナーのダイアン・フォン・ファステンバーグが登場。アメリカのファッション界の重鎮である彼女の発言は要注目です。特に、ベスト4の審査中にダニエルのレッドカーペットドレスに対して「デザイナーは一枚のドレスで有名になれる」と言ったのは、ダイアン自身もくすりと笑ってしまうほど自分のことを当てはめた発言でした。ご存知の方が多いはずのダイアンは、70年代にラップドレスで一世を風靡し、ファッション界に彗星のごとく現れたデザイナー。ジャージー素材の着心地の良いドレスは、今もなお人気が高いですよね。

そんなダイアンをはじめ、審査員から称賛されたのが今回の優勝者、ダニエル。

 

7☆ 優勝したダニエルのドレスの注目ポイント

今回、ドレス類を発表するデザイナーが多い中、唯一セパレートをメインに構成したダニエル。コンセプトやテーマが明確にありながら、その先にある、装う女性像までを細かくイメージしたことが勝算につながりました。そして、柔らかい構造にタイトなスポーツテイスト、上品だけどエッジィ、アーバンでいて大胆……と、相反するものを掛け合わせたことも、モードな相乗効果に。なかでもやはり、レッドカーペットドレスは秀逸。ボディラインにぴったりとフィットしながらも、バイカラーの切り替え、スタッズ使いが強いアクセントとなり、洗練されたインパクトを放っていましたね。なんとなく「バレンシアガ」のデザイナー、ニコラ・ゲスキエールのデビュー頃を彷彿させる印象でした。

 

 

☆ 極私的お気に入りルック

ここで私の個人的なお気に入りルックをご紹介。

8◆ コルト・モルルー
まずはコルト! 審査員から「女性たちが着たがる美しいラインの服」と称された彼女のドレスは、本当に見事なものでした。コンパクトな上半身と、フレアスカートやワイドパンツでボリュームを出した下半身。そのコントラストは素晴らしく、どんな体型の女性でもグラマラスに着こなすことができるコレクションでした。特に、溶岩ビーズを布に張り付けたあしらいは、目を見張るもの。黒々と艶めくビーズが一気に高級感を演出し、レストラン素材のドレスをオートクチュールにまで高めていましたね。

 

9◆ ウーリ・ヘルツナー
そしてリアルに「今すぐ着たい!」と思ったのがウーリのドレス。第3シーズンでみせたカラフルなプリント使いは影をひそめ、シックな色と洗練されたデザインでみせたドレスは、構築的な素材使いが印象的。大きくうねるようにプリーツをあしらったドレスはモダンかつエレガント。異なる質感の素材をミックスし、ツイードのように仕立てたドレスはリュクスな色柄が際立っていました。特に、ひと目見て気に入ってしまったのが、ダスティピンクのシフォンドレス。細かいフリルが動くたびに揺れて最高にフェミニン! 例えるなら、甘い世界観で魅せる「ニナリッチ」のコレクションを見ているような美しい一着。ワースト4に入ってしまったのが本当に残念です。

 

というわけで、見ごたえがあった「オールスター・チャレンジ」。デザイナーたちがつくりあげた個性あふれる服には、装うことの楽しさが詰まったものでした。改めてそれを実感させられたとともに、込み上げるのはシーズン6への期待! 今回もかなりバラエティ豊かな面々が集まっている様子です。明日「プロジェクト・ランウェイ6」の放送開始をどうぞお楽しみに!

2010.10.12|第6シーズン|コメント(1)トラックバック(0)

第6シーズン 2010年10月12日放送スタート!

全米で大人気のリアリティ番組
「プロジェクト・ランウェイ/NYデザイナーズバトル」
がついに第6シーズンに突入!


2004年から全米ブラボー局で放送され、エミー賞にノミネートされるなど全米で圧倒的な人気を誇るファッショナブルなリアリティ・ショー「プロジェクト・ランウェイ/NYデザイナーズバトル」。


10月12日よる11:50から第6シーズンの第1話を無料放送!
待望の新シーズンをお見逃しなく!

2010.9.22|第6シーズン|コメント(0)トラックバック(0)