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Writers プロフィール

RIE MAESAKA
出版社勤務後、独立。フリーランスのエディター&ライターとして、モード誌や女性誌のWEBサイトを中心に、ファッションやセレブ、ライフスタイルにまつわるページを手がける。おしゃれ古着プロジェクト「セカンドクローゼット」も発足。愛猫との日々を綴った猫ブログも好評連載中。


#12「ファイナル・ランウェイ 後編」

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オースティン、コステロ、モンドの3人がいよいよファイナル・ランウェイを迎える。会場はニューヨークのゴッサム・ホール。オースティンはまだドレスの仕上げが残っており、ショーの当日でもまだ作業している。コステロは前日にすべて仕上げて余裕だったが、モデルにフィッティングしたら大きすぎた服があり、想定外の作業に追われる。


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ランウェイでのショーが始まる。審査員はいつものジョルジーナ・チャップマンとアイザック・ミズラヒ、ゲスト審査員はトミー・ヒルフィガーと「ニーマン・マーカス」のケン・ダウニング。


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トップバッターはオースティン。コレクション名は「オースティン・スカーレット」。何百年も生き続けるヴァンパイアをイメージしたロック調のコレクションを見せる。ラストは白いウェディングドレス。


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2番手はモンド。コレクション名は「セラピー」。ロールシャッハ・テストの模様など、得意のプリント使いを駆使したコレクションを見せる。


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ラストはコステロ。コレクション名はアフリカの地名「セレンゲティ」。サファリ調のラグジュアリーなコレクションを披露する。


デザイナー達はジョアンナ・コールズと共にモニターでランウェイを見つつ、自分の作品の出来に満足感を持つ。


ショーが終了し、デザイナー達は1人ずつ審査員の批評を受ける。どれも素晴らしい出来で高く評価されるが、オースティンはロック調の服とロングドレスが別々のコレクションに見えると指摘を受ける。モンドはディテールを盛り込みすぎた服があると指摘される。コステロは商業的な方向に傾きがちだと言われる。


その後審査員が討議する。一番アーティスティックだったのはオースティン。だがアイデアを盛り込みすぎてコレクションの統一感に欠ける。統一感が一番出ていたのはコステロだが、売れる服ではあるけれどアイデア面が弱い。モンドは統一感もあり、独自の生地使いが光るが、いつもよりモンドらしさが少なかったという意見も出る。


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いよいよ優勝者の発表。優勝はモンドに決定し、数々の豪華な特典を手にする。オースティンとコステロの2人にも、パリ行きの旅がプレゼントされる。





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みなさん、こんにちは!


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ついにプロジェクト・ランウェイ オールスターの優勝者が決定しました~! モンド、おめでとう!!!  このシーズンで計4回の優勝を手にし、ついにファイナル・ランウェイでトップの座に! 彼の類希なる才能は本当に目を見張るものでしたね。色柄のミックスや大胆かつ繊細なデザイン、そしてウィットに富んだ発想と、彼のクリエイティビティすべてが回を増すごとに進化をとげ、最後はその集大成となってショーを見せてくれました。


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スランプの末にひらめいた「セラピー」というテーマもユニーク。セラピー、つまりは誰しもが経験する“困難から立ち直ろうとする”ことを、重過ぎず、でも軽過ぎないように表現できたと思います。ロールシャッハテストなどのイメージをポップに取り入れたのもポイントですね。


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ショーとしても全体的にバランスが良く、3人のなかで一番こなれていた印象。アイテムの組み合わせで変化が楽しめ、コーディネートのしがいもありそうです。他のふたりに比べ、一見トーンが落ちついて見えますが、噛めば噛むほど味わい深いスルメのように、見れば見るほど、いや、着れば着るほど愛着のわく服になりそう。まさにジョルジーナ・チャップマンが言っていたように「抑えがきいているのに力強い」が言い得ていますね。


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そして、惜しくも二位となったオースティン。審査発表でモンドが優勝となった瞬間の、唇を噛み締めた姿がとても印象的でした。初回の時から、強烈なオネエキャラで周囲を圧倒してきた彼。常にチャレンジを恐れず、自身のクリエイティビティに忠実な姿は、デザイナーの鏡でもありました。そんな彼のファイナル・ランウェイは、まさにオースティン・スカーレットそのもの。アーティスティックかつドリーミーなアイテムばかりで、美しいファッションストーリーを見ているようでした。クチュールの技を駆使したデザインは、彼にしか生み出せないもの。「アイデアを盛り込み過ぎ、統一感がない」と批評されながらも、ショーを通じて一番夢を与えたのは彼の作品だったのではないでしょうか。


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続いて第三位となったコステロ。こちらも彼お得意のドレープが効いていて、圧巻のショーでしたね。サファリをイメージさせるリゾートライクなアイテムは、リラックス感がありながらも優雅。過去に見せたデザインから一層モダンになって、フォルムやディテールに気を配ったのがわかりました。「商業的に傾き過ぎ。洗練の度合いが高くない」などの批評はありましたが、一点一点を見ていけば、“女性賛歌”ともとれる想いがデザインに詰まっているよう。女性の身体を美しく見せるシルエット、着れば誰もがグラマラスになれるディテール、それでいて着心地も抜群 etc…。まるで「女性である事を楽しんで!」と言われているかのような……。お決まりのパターンが多くて少々新鮮味にかけた時期もありましたが、これからはきっと、女性達の間で“コステロテイスト”が確立されることでしょう。頑張って欲しいですね。



それでは最後に、ファイナル・ランウェイでの極私的お気に入りルックをご紹介します!


☆ 極私的お気に入りルック


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◆ モンドのコレクションのラストルック

もちろん! モンドの作品です! 特にラストのルック、煌びやかな生地で仕立てたロングドレスがお気に入り。それまでは「セラピー」をイメージさせる混沌とした雰囲気のアイテムが見られましたが、その分、ラストのドレスの艶やかさが強い印象を残しました。このドレスの良い所は、ただゴージャスでグラマラスというだけではなく、どこかけだるい、アンニュイな雰囲気を持っていること。まるでリハブ中の女性が、「ファッションを楽しむことが私のセラピー」とでも言っているかのような。自分自身を追いつめた上で生み出された彼の真骨頂に目が離せません。



プロジェクト・ランウェイ オールスターのブログも今回が最終回! お読みいただきありがとうございました。また次のシーズンでお会いしましょう!

2014.1.19|プロジェクト・ランウェイ オールスター|コメント(3)トラックバック(0)

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コメント

第8シーズンの時からモンドのファンだったから、優勝して嬉しいです!モンドってセンスが図ぬけてますよね。全然私好みのデザインではないのに、それでもその私に「これ、すごい!欲しいかも」って思わせるのはホント凄い力。まぁ、実際は着ないと思うけど。コステロもオースティンも素晴らしいと思うけど、やっぱりモンドが一番!

投稿: 大樹 | 2014年1月19日 (日) 01時49分

前回出演の時から、ずっとモンドを応援していたので、ついに優勝できて、自分のことのように本当に嬉しいです。彼ほど、色の組み合わせや、柄の組み合わせに類稀な才能を持つデザイナーはいないと思います。毎回、凡人にはとても考えられないように組み合わせに感銘を受けます。出来上がりも隙がない。本当に良かった。モンドおめでとう‼︎

投稿: まりりん♪ | 2014年1月19日 (日) 09時45分

いつもどこか偏った視点、もしくは私情を含めて記事を書かれていませんか。ここのブログを読むと、「たしかに、なるほど」と思うより、反感が沸き上がってくることが多いです。「極私的お気に入りルック」以外でも、好きなデザイナーに偏りがちな記述が多いように感じます。
オフィシャルなだけに、残念です。

投稿: Yamada | 2014年1月19日 (日) 18時00分

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