• プロジェクト・ランウェイ|WOWOWオンライン

海外ドラマNAVI

WEEKLY NEWS

COLUMN

About プロジェクト・ランウェイについて

Category カテゴリー

Writers プロフィール

RIE MAESAKA
出版社勤務後、独立。フリーランスのエディター&ライターとして、モード誌や女性誌のWEBサイトを中心に、ファッションやセレブ、ライフスタイルにまつわるページを手がける。おしゃれ古着プロジェクト「セカンドクローゼット」も発足。愛猫との日々を綴った猫ブログも好評連載中。


#10「ビジネス勝負でファイナルへ!」

1

残るは4人。ファイナルに進む3人を選ぶための最後のテーマが発表される。ニューヨークで活躍するデザイナー、ナネット・レポーのショップで販売される既製服を、販売価格に合わせた予算内でデザインすること。ビジネス感覚が問われるテーマだ。各自デザイン画を描き、ナネットのチェックを受けると同時に、デザインによって小売価格が設定され、そこから逆算して使える予算も決められる。ケンリーは商業用の服をデザインしていた経験があるので今回は自信たっぷり。モンドは絵が下手でいつもデザイン画を描かないため、今回は最初から苦労する。


2

一同は予算内で生地を調達し、さっそく製作にとりかかる。ケンリーはクジャク柄のプリントに一目惚れし、その生地に応じてデザインを変更する。モンドは不安に押しつぶされ、なかなか作業が進まない。コステロは胸元も背中も大きくあいたドレスをデザインし、ブラはどうするのかとジョアンナに指摘される。オースティンは高級感のあるコートをデザイン。プロジェクト・ランウェイ第1シーズン出場時にはベスト3に残れず敗退したため、今回に懸ける気持ちは大きい。


3

審査会当日。ナネットを審査員に迎えてショーが行われる。モンドの服は多彩な生地の組み合わせが彼らしくて好評。だが寸胴なシルエットが惜しい点だ。オースティンはラグジュアリーなコートで独自の世界を打ち出していたが、生地のチョイスがいまひとつだった。ケンリーは商業的に女性に受ける服を作る力は認められるが、当初と違うデザインにしたのが失敗だった。コステロの服は美しくセクシーに仕上がったが、一般女性が着こなしにくいものになってしまった。


優勝は、一時はもう脱落かもしれないと覚悟を決めていたモンド。脱落はケンリーかコステロに絞られるが、結局ケンリーが脱落する。




みなさん、こんにちは!


今回は服飾ビジネスの裏側を知ることができる、かなりディープなテーマでしたね。これからファッション界で活躍するデザイナー達にとっても素晴らしい経験となったはず。デザイン画から小売価格を設定し、諸経費を考慮しつつ予算を算出するという製産業では当たり前の流れ(その逆もありますが)も、“ボディラインをきれいに見せ、どんな女性でも楽しめて、ナネット・レポーらしいフェミニンかつカラフルなデザイン”などを考慮し、さらに2日間の限られた時間内で仕上げる…となると、考えただけで頭がパンクしそうです。皆、いろいろと悩みつつ、制約があるなかでも精一杯の作品を生み出しました。


4

そんななか、今回の脱落者となったケンリー。ここ数回好調だっただけに残念でしたね。商業用の服をデザインした過去があった分、求められるものがわかっていたようですが、それが仇となったのかも。ディテールにこだわりが見られず、小さくまとまった印象を受けました。確かに生地の美しさは秀逸。しかしシームで柄が崩れ、活かしきれなかったことは致命的。ファイナルランウェイの前哨戦で、昨日勝者だったデザイナーも今日はどうなるかわからない…そんなシビアな戦いを見せられた気がします。


5

そしてもうひとり注目したいのがコステロ。ナネット・レポー本人はいたくお気に入りだったようですが、あのカフタンドレスは前に何度も見ているような? 生地をたっぷり使ってドレープを生み出し、胸元と背中はざっくりとカット、フロントのウエスト部分からゆったりとドレープが落ち……。このコステロお決まりのディテールが、今回はちょっとつまらなく感じました。カフタンはカフタンでももっとバラエティに富んで良いはずですし、ドレープのあしらい方も工夫できたはず。この路線だと一部のセレブ層には受けるものの、一般の女性にはなかなか着こなせないのでは? 多くの女性から支持される「ナネット・レポー」で販売されるからこそ、もっとリアリティのあるコステロスタイルが見たかったのに、とても残念です。審査員から評価を得ていただけに、モヤモヤとした気持ちが残りました。皆さんはどう思われましたか?


それでは、今回の優勝者の作品を振り返ってみましょう。



☆ 優勝したモンドの作品の注目ポイント&極私的お気に入りルック


6

異なる色柄を組み合わせた一着は、まさにモンドらしい楽しくなるようなデザイン。シルエットにもう少しメリハリが欲しいものの、どんな女性でも着こなせるアイテムです。歩くたびにリズミカルに揺れる裾のフリルが、すとんとしたラインに動きをプラス。こういうディテールって、女心を掴むポイントになりますよね! 技術的な面でも予算内でまとまりそうですし、ブランド側としても売り出しやすいアイテムだったはず。何より、タウンでもビーチでも着ることができるオールマイティな魅力があったのも良かったです。というわけで、今回の極私的お気に入りルックはこれ。私はスエードのフラットサンダルなどでラフに着てみたい!

2014.1. 5|プロジェクト・ランウェイ オールスター|コメント(0)トラックバック(0)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/549200/58829474

この記事へのトラックバック一覧です: #10「ビジネス勝負でファイナルへ!」:

コメント

コメントを書く