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Writers プロフィール

RIE MAESAKA
出版社勤務後、独立。フリーランスのエディター&ライターとして、モード誌や女性誌のWEBサイトを中心に、ファッションやセレブ、ライフスタイルにまつわるページを手がける。おしゃれ古着プロジェクト「セカンドクローゼット」も発足。愛猫との日々を綴った猫ブログも好評連載中。


「チャレンジページ」毎週更新中!

「プロジェクト・ランウェイ10」毎週日曜日よる11:30より放送中!

番組内で登場する様々なファッションをRIE MAESAKAさんが解説しています。
オフィシャルサイト内、「チャレンジページ」にて毎週更新中!

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2014.10. 8||コメント(0)トラックバック(0)

#12「ファイナル・ランウェイ 後編」

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オースティン、コステロ、モンドの3人がいよいよファイナル・ランウェイを迎える。会場はニューヨークのゴッサム・ホール。オースティンはまだドレスの仕上げが残っており、ショーの当日でもまだ作業している。コステロは前日にすべて仕上げて余裕だったが、モデルにフィッティングしたら大きすぎた服があり、想定外の作業に追われる。


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ランウェイでのショーが始まる。審査員はいつものジョルジーナ・チャップマンとアイザック・ミズラヒ、ゲスト審査員はトミー・ヒルフィガーと「ニーマン・マーカス」のケン・ダウニング。


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トップバッターはオースティン。コレクション名は「オースティン・スカーレット」。何百年も生き続けるヴァンパイアをイメージしたロック調のコレクションを見せる。ラストは白いウェディングドレス。


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2番手はモンド。コレクション名は「セラピー」。ロールシャッハ・テストの模様など、得意のプリント使いを駆使したコレクションを見せる。


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ラストはコステロ。コレクション名はアフリカの地名「セレンゲティ」。サファリ調のラグジュアリーなコレクションを披露する。


デザイナー達はジョアンナ・コールズと共にモニターでランウェイを見つつ、自分の作品の出来に満足感を持つ。


ショーが終了し、デザイナー達は1人ずつ審査員の批評を受ける。どれも素晴らしい出来で高く評価されるが、オースティンはロック調の服とロングドレスが別々のコレクションに見えると指摘を受ける。モンドはディテールを盛り込みすぎた服があると指摘される。コステロは商業的な方向に傾きがちだと言われる。


その後審査員が討議する。一番アーティスティックだったのはオースティン。だがアイデアを盛り込みすぎてコレクションの統一感に欠ける。統一感が一番出ていたのはコステロだが、売れる服ではあるけれどアイデア面が弱い。モンドは統一感もあり、独自の生地使いが光るが、いつもよりモンドらしさが少なかったという意見も出る。


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いよいよ優勝者の発表。優勝はモンドに決定し、数々の豪華な特典を手にする。オースティンとコステロの2人にも、パリ行きの旅がプレゼントされる。





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みなさん、こんにちは!


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ついにプロジェクト・ランウェイ オールスターの優勝者が決定しました~! モンド、おめでとう!!!  このシーズンで計4回の優勝を手にし、ついにファイナル・ランウェイでトップの座に! 彼の類希なる才能は本当に目を見張るものでしたね。色柄のミックスや大胆かつ繊細なデザイン、そしてウィットに富んだ発想と、彼のクリエイティビティすべてが回を増すごとに進化をとげ、最後はその集大成となってショーを見せてくれました。


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スランプの末にひらめいた「セラピー」というテーマもユニーク。セラピー、つまりは誰しもが経験する“困難から立ち直ろうとする”ことを、重過ぎず、でも軽過ぎないように表現できたと思います。ロールシャッハテストなどのイメージをポップに取り入れたのもポイントですね。


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ショーとしても全体的にバランスが良く、3人のなかで一番こなれていた印象。アイテムの組み合わせで変化が楽しめ、コーディネートのしがいもありそうです。他のふたりに比べ、一見トーンが落ちついて見えますが、噛めば噛むほど味わい深いスルメのように、見れば見るほど、いや、着れば着るほど愛着のわく服になりそう。まさにジョルジーナ・チャップマンが言っていたように「抑えがきいているのに力強い」が言い得ていますね。


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そして、惜しくも二位となったオースティン。審査発表でモンドが優勝となった瞬間の、唇を噛み締めた姿がとても印象的でした。初回の時から、強烈なオネエキャラで周囲を圧倒してきた彼。常にチャレンジを恐れず、自身のクリエイティビティに忠実な姿は、デザイナーの鏡でもありました。そんな彼のファイナル・ランウェイは、まさにオースティン・スカーレットそのもの。アーティスティックかつドリーミーなアイテムばかりで、美しいファッションストーリーを見ているようでした。クチュールの技を駆使したデザインは、彼にしか生み出せないもの。「アイデアを盛り込み過ぎ、統一感がない」と批評されながらも、ショーを通じて一番夢を与えたのは彼の作品だったのではないでしょうか。


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続いて第三位となったコステロ。こちらも彼お得意のドレープが効いていて、圧巻のショーでしたね。サファリをイメージさせるリゾートライクなアイテムは、リラックス感がありながらも優雅。過去に見せたデザインから一層モダンになって、フォルムやディテールに気を配ったのがわかりました。「商業的に傾き過ぎ。洗練の度合いが高くない」などの批評はありましたが、一点一点を見ていけば、“女性賛歌”ともとれる想いがデザインに詰まっているよう。女性の身体を美しく見せるシルエット、着れば誰もがグラマラスになれるディテール、それでいて着心地も抜群 etc…。まるで「女性である事を楽しんで!」と言われているかのような……。お決まりのパターンが多くて少々新鮮味にかけた時期もありましたが、これからはきっと、女性達の間で“コステロテイスト”が確立されることでしょう。頑張って欲しいですね。



それでは最後に、ファイナル・ランウェイでの極私的お気に入りルックをご紹介します!


☆ 極私的お気に入りルック


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◆ モンドのコレクションのラストルック

もちろん! モンドの作品です! 特にラストのルック、煌びやかな生地で仕立てたロングドレスがお気に入り。それまでは「セラピー」をイメージさせる混沌とした雰囲気のアイテムが見られましたが、その分、ラストのドレスの艶やかさが強い印象を残しました。このドレスの良い所は、ただゴージャスでグラマラスというだけではなく、どこかけだるい、アンニュイな雰囲気を持っていること。まるでリハブ中の女性が、「ファッションを楽しむことが私のセラピー」とでも言っているかのような。自分自身を追いつめた上で生み出された彼の真骨頂に目が離せません。



プロジェクト・ランウェイ オールスターのブログも今回が最終回! お読みいただきありがとうございました。また次のシーズンでお会いしましょう!

2014.1.19|プロジェクト・ランウェイ オールスター|コメント(3)トラックバック(0)

#11「ファイナル・ランウェイ 前編」

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ファイナルに進む3人はオースティン、コステロ、モンドに決定。ファイナル・ランウェイのテーマは4日間で5着のミニ・コレクションを作ること。一同はまずマリ・クレールのオフィスにいるジョアンナ・コールズを訪問し、アドバイスをもらう。また優勝の特典であるマリ・クレールのゲスト編集者の仕事についても聞き、優勝への思いを一層強くする。


デザイン画を描いたあと予算3000ドルで生地を調達。方向性がハッキリとしているオースティンやコステロとは対照的に、モンドはインスピレーションが湧かず生地選びにも苦労する。
1人1人に小さな個室がワークルームとして与えられ、コレクションの準備が始まる。行き詰まったモンドは部屋に閉じこもったり、すっかり落ち込んでいる。そこへ、ジョルジーナ・チャップマンがやってくる。彼女もコレクションの前はストレスでひどい状態になると聞き、デザイナー達は少し心が軽くなる。


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2日目。前日に何もできず、セラピーが必要なくらいの精神状態に追い込まれたモンドは、セラピーをテーマにデザインしようとひらめく。モデルのキャスティングでは、モンドとオースティンが同じモデルを気に入り、コインで勝負して決めることになる。その後、アイザック・ミズラヒがやってきてショーの見せ方等についてアドバイスする。オースティンはアイザックの助言を受け、自分の路線に自信を持って突き進む決意をする。


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3日目。アンジェラがやって来てテーマにヒネリを加えると発表する。過去のテーマで使った生地の残りを使い、コレクションにもう1着追加しろと言うのだ。また、脱落したデザイナー達の中から助手を1人選んで24時間だけ手伝ってもらえる。モンドが選んだのはミラ。オースティンはアンソニー。コステロはエイプリルを指名。それぞれ協力し合って作業を進める。


4日目。ジョアンナ・コールズがチェックに来る。助手が去った後もデザイナー達は忙しく作業を続ける。それぞれ優勝への思いを口にする3人。果たして明日のファイナル・ランウェイで優勝を手にするのは誰か。




みなさん、こんにちは!


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いよいよファイナル・ランウェイが近づいてきました! 今回はモンド、オースティン、コステロのファイナル3のコレクション作りに密着した内容でしたが、この三人、口ではいろいろ言い合うけれど、何だかいいトリオじゃないですか? お互いを刺激しながら切磋琢磨する姿は、ライバルでもあり盟友でもあることを感じさせました。私は特に、オースティンの姫ぶりが大好き。シリアスな状況下でも笑を運んでくれますよね。本人はいたって真剣なところもまた面白いです(笑)。


さて、今回はファイナル・ランウェイを前に、デザイナー達はコレクション作りのアレコレを教わっていました。ジョルジーナ・チャップマンの経験談しかり、アイザックのショーの演出法しかり、成功者達の話はリアルに役立ちそうです。


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特に印象的だったのが、モンドが「大げさなアイテムや派手なスタイリングのショーをやり過ぎと批判されない一線はどこにある?」と質問した時のジョアンナ・コールズの答え。「その人が見せようとするコレクションに合った派手さかどうかがポイント。いいコレクションにするために必ずしも派手さは必要ない」と語っていました。


やり過ぎかやり過ぎじゃないかの一線って、なかなか難しいものですよね。かつてのアレキサンダー・マックィーンやヴィクター&ロルフは、大げさな装飾やフォルムでまさに“やり過ぎ”の急先鋒でしたが、モード界ではとても評価が高かったです。それはきっとジョアンナが言う通り、デザイナーが伝えたい世界観にマッチした派手さだったからなのでしょう。


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一見すると面食らってしまうようなデザインも、それをトレンドに変えてしまうほどの訴求力があれば、人々の心をとらえるもの。少々抽象的になってしまいましたが、具体的に私が思うのは、コレクションを通して作品を見ると、派手は派手でも絶妙なバランスで足し算引き算が施されているということ。それは、素材であったり色のコンビネーションであったり。装飾過多なデザインでも同系色でまとめれば印象を和らげますし、ハードな素材にソフトな素材を掛け合わせればぐっと軽やかに仕上がります。逆に「やりすぎ」と評されるのは、テイストが異なるディテールをごちゃごちゃとミックスすることではないでしょうか。何の狙いもなくただアレコレ付け加えるのは、ただただうるさいだけ。それこそ“やり過ぎ”になるはずです。


もちろん、いいコレクションに必ずしも派手さは必要ありませんし、シンプルでミニマルなコレクションにも素晴らしいものはたくさんあります。要は派手であれ、シンプルであれ、そこに確固たる世界観があるかと言うこと。それをいかに魅力的に伝えるかどうかで明暗は別れていくのではないでしょうか。



というわけで、次回のファイナル・ランウェイが楽しみですね!

2014.1.12||コメント(1)トラックバック(0)

#10「ビジネス勝負でファイナルへ!」

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残るは4人。ファイナルに進む3人を選ぶための最後のテーマが発表される。ニューヨークで活躍するデザイナー、ナネット・レポーのショップで販売される既製服を、販売価格に合わせた予算内でデザインすること。ビジネス感覚が問われるテーマだ。各自デザイン画を描き、ナネットのチェックを受けると同時に、デザインによって小売価格が設定され、そこから逆算して使える予算も決められる。ケンリーは商業用の服をデザインしていた経験があるので今回は自信たっぷり。モンドは絵が下手でいつもデザイン画を描かないため、今回は最初から苦労する。


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一同は予算内で生地を調達し、さっそく製作にとりかかる。ケンリーはクジャク柄のプリントに一目惚れし、その生地に応じてデザインを変更する。モンドは不安に押しつぶされ、なかなか作業が進まない。コステロは胸元も背中も大きくあいたドレスをデザインし、ブラはどうするのかとジョアンナに指摘される。オースティンは高級感のあるコートをデザイン。プロジェクト・ランウェイ第1シーズン出場時にはベスト3に残れず敗退したため、今回に懸ける気持ちは大きい。


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審査会当日。ナネットを審査員に迎えてショーが行われる。モンドの服は多彩な生地の組み合わせが彼らしくて好評。だが寸胴なシルエットが惜しい点だ。オースティンはラグジュアリーなコートで独自の世界を打ち出していたが、生地のチョイスがいまひとつだった。ケンリーは商業的に女性に受ける服を作る力は認められるが、当初と違うデザインにしたのが失敗だった。コステロの服は美しくセクシーに仕上がったが、一般女性が着こなしにくいものになってしまった。


優勝は、一時はもう脱落かもしれないと覚悟を決めていたモンド。脱落はケンリーかコステロに絞られるが、結局ケンリーが脱落する。




みなさん、こんにちは!


今回は服飾ビジネスの裏側を知ることができる、かなりディープなテーマでしたね。これからファッション界で活躍するデザイナー達にとっても素晴らしい経験となったはず。デザイン画から小売価格を設定し、諸経費を考慮しつつ予算を算出するという製産業では当たり前の流れ(その逆もありますが)も、“ボディラインをきれいに見せ、どんな女性でも楽しめて、ナネット・レポーらしいフェミニンかつカラフルなデザイン”などを考慮し、さらに2日間の限られた時間内で仕上げる…となると、考えただけで頭がパンクしそうです。皆、いろいろと悩みつつ、制約があるなかでも精一杯の作品を生み出しました。


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そんななか、今回の脱落者となったケンリー。ここ数回好調だっただけに残念でしたね。商業用の服をデザインした過去があった分、求められるものがわかっていたようですが、それが仇となったのかも。ディテールにこだわりが見られず、小さくまとまった印象を受けました。確かに生地の美しさは秀逸。しかしシームで柄が崩れ、活かしきれなかったことは致命的。ファイナルランウェイの前哨戦で、昨日勝者だったデザイナーも今日はどうなるかわからない…そんなシビアな戦いを見せられた気がします。


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そしてもうひとり注目したいのがコステロ。ナネット・レポー本人はいたくお気に入りだったようですが、あのカフタンドレスは前に何度も見ているような? 生地をたっぷり使ってドレープを生み出し、胸元と背中はざっくりとカット、フロントのウエスト部分からゆったりとドレープが落ち……。このコステロお決まりのディテールが、今回はちょっとつまらなく感じました。カフタンはカフタンでももっとバラエティに富んで良いはずですし、ドレープのあしらい方も工夫できたはず。この路線だと一部のセレブ層には受けるものの、一般の女性にはなかなか着こなせないのでは? 多くの女性から支持される「ナネット・レポー」で販売されるからこそ、もっとリアリティのあるコステロスタイルが見たかったのに、とても残念です。審査員から評価を得ていただけに、モヤモヤとした気持ちが残りました。皆さんはどう思われましたか?


それでは、今回の優勝者の作品を振り返ってみましょう。



☆ 優勝したモンドの作品の注目ポイント&極私的お気に入りルック


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異なる色柄を組み合わせた一着は、まさにモンドらしい楽しくなるようなデザイン。シルエットにもう少しメリハリが欲しいものの、どんな女性でも着こなせるアイテムです。歩くたびにリズミカルに揺れる裾のフリルが、すとんとしたラインに動きをプラス。こういうディテールって、女心を掴むポイントになりますよね! 技術的な面でも予算内でまとまりそうですし、ブランド側としても売り出しやすいアイテムだったはず。何より、タウンでもビーチでも着ることができるオールマイティな魅力があったのも良かったです。というわけで、今回の極私的お気に入りルックはこれ。私はスエードのフラットサンダルなどでラフに着てみたい!

2014.1. 5|プロジェクト・ランウェイ オールスター|コメント(0)トラックバック(0)

#9「ブラックライト・ランウェイ」

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残るオールスターは5人。今回のテーマはテクノロジーを駆使したファッション。ライティングの技術を使って、ブラックライトの中で映えるアヴァンギャルドな服を作ること。ゲスト審査員はミュージシャンでありプロデューサーでありファッションデザイナーでもあるファレル・ウィリアムス。優勝者のデザインは、ファレルが仕事をしているアーティストに着てもらえるという特典付きだ。予算は照明関係に300ドル、生地に100ドル。皆 思い思いのライトや材料を買い込み、製作を始める。


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ケンリーは光るテープを生地に貼り付けチェック柄を作る。毎回同じようなドレスだと指摘を受けたため、今回は違うシルエットに挑戦する。オースティンは夜空の星をイメージしたドレス。唯一ネオンカラーを使わず、皆と違った味わいを出す。ジェレルはファブリック・ライトを使って動きのある光を演出し、皆との違いを出す。モンドはなかなかアイデアが定まらず悩むが、ひらめいてからは一気に情熱を傾け突き進む。コステロもなかなか自分の作品に納得がいかず、何着も作ってはいいものを模索していた。


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いよいよ審査会当日。ランウェイ史上初のブラックライトの中でのショーだ。






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好評だったのは いつもと違うシルエットをうまくまとめたケンリー、美しくミステリアスなドレスを作ったオースティン、トータルファッションとして完成されていたモンド。優勝はケンリーかオースティンに絞られるが、栄冠を手にしたのはオースティン。


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不評だった2名は、ロングスカートを合わせたスタイリングが酷評されたたジェレルと、忍者風のデザインで、アイデアはいいが出来映えが悪かったコステロ。結局、ジェレルが脱落となる。




みなさん、こんにちは!


今回でジェレルが脱落し、ついにデザイナーが4人に絞られました。民族調のデザインにアーバンな感覚を組み合わせていたジェレル。初回から頭角を現していましたが、インパクトの強いデザインは時に低評価を得ることも。しかし、自身のクリエイティビティを貫く姿はいつもパワフルで、他のデザイナーにも刺激を与えていましたね。残った4人は「やはり」と思えるデザイナーばかり。残り3回でどんな作品を見せてくれるのでしょうか。


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さて、そんな今回は「テクノロジーを駆使したファッション」がテーマでした。“ライティングの技術を使って、ブラックライトの中で映えるアヴァンギャルドな服を作る”なんて、とっても斬新な課題! ファッション界では年々ハイテク素材が増え注目も高まっているので、そんなトレンドを意識したテーマなのでしょう。


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とはいえ、ライトや蛍光素材を駆使しての作品作りは大変そう。通常のライトとブラックライトの両方の見え方を考えながら、アバンギャルドなデザインに仕上げなくてはいけません。ともすると“やり過ぎ”になりがちな素材だけに、足し算と引き算のバランスが問われそうです。


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そんななか、好評だったのがケンリーとオースティンとモンド。それぞれテイストは異なるものの、うまく素材を取り入れていましたね。なかでもケンリーは光るテープを使ったチェック柄ドレスと格子状のトップスが最高にクール。フューチャリスティックかつポップな世界観が、リュック・ベッソン監督の映画『フィフス・エレメント』を彷彿とさせていました。前回からひと皮むけ、新境地を切り開いたケンリー。きゃぴきゃぴしたテンションが個人的に苦手でしたが、彼女のクリエイティビティはなかなか奥深く、今後も期待が持てそうです。


それでは、今回の優勝者の作品を振り返ってみましょう。



☆ 優勝したオースティンの作品の注目ポイント


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優勝したデザインはファレル・ウィリアムスがプロデュースするアーティストが着る、という目玉特典があったので、てっきりケンリーかモンドの作品が選ばれると思っていました(いかにもポップディーバって感じですし)。しかし、まさかのオースティン!! 夜空の星をデザインに落とし込んだドレスは、ロマンティックで優雅! そしてとっても美しかった。青い電飾が肌を妖しい白肌にみせ、それがドレスの魅力を一層高めていたように思います。皆がエレクトロやテクノっぽいテイストに走った中、ひとりだけ優雅さやクチュールさを追求した彼。どんな課題にもいつも果敢にチャレンジし、自分を貫く姿は見る人に勇気を与えてくれますね。



☆ 極私的お気に入りルック


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◆ モンドの作品

審査員に「モンドの作品には間違いがない」と言わせたほど、ここ数回絶好調のモンド。電飾と蛍光素材をライン状にデザインしたドレスは、ポップかつスポーティな雰囲気も漂わせていました。ハリのある生地を曲げて作ったバストも、“とんがりコーン”のようないかにもアバンギャルド! なバストではなくて個人的に好きです。私には到底着る勇気が持てませんが、クラブとかでクールに着こなしている女性がいたらファンになってしまいそう!

2013.12.29|プロジェクト・ランウェイ オールスター|コメント(0)トラックバック(0)